キエフ・ルーシ期の文語とは? わかりやすく解説

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キエフ・ルーシ期の文語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 07:27 UTC 版)

古東スラヴ語」の記事における「キエフ・ルーシ期の文語」の解説

現在のベラルーシロシアウクライナといった地域当時ルーシ呼ばれる国に統一されてからおよそ100年後の988年ルーシキリスト教国教として導入し南スラヴでは典礼語及び文語として古代教会スラヴ語使用されることとなった。この古代教会スラヴ語第一次ブルガリア帝国のプレスラフ・アカデミーで使用されていたため、古代ブルガリア語ともいう)は、ブルガリア帝国経由ルーシの地にもたらされたが、この時期文書化された東スラヴ語の量はわずかであり、文字として使用され言語実際に話され言語の関係について完全に確定させることは困難である。 アラブ東ローマ文献に、キリスト教化以前スラヴ人何らかの形で文語使用していたとの言及もある。いくつかの示唆的な考古学的証拠もあるが、実際のところキリスト教化以前使用されていた文語体については不明である。 ノヴゴロドにおいて聖書の翻訳などのためグラゴル文字導入されたものの、間もなくキリル文字に取って代わられた。ノヴゴロド発掘された、カバノキの皮に記され資料白樺文書ロシア語版))は、教会スラヴ語影響ほとんどない北西部ロシア10世紀使用され言語古ノヴゴロド方言)を示す重要な資料である。この時期、ビザンチン・ギリシャ語からの借用語借用語句が使われはじめたことも知られており、同時に東スラヴ諸語への発展兆しも見ることができる。

※この「キエフ・ルーシ期の文語」の解説は、「古東スラヴ語」の解説の一部です。
「キエフ・ルーシ期の文語」を含む「古東スラヴ語」の記事については、「古東スラヴ語」の概要を参照ください。

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