ガッツポーズに関する規則・不文律
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 04:00 UTC 版)
「ガッツポーズ」の記事における「ガッツポーズに関する規則・不文律」の解説
なお、一部の武道、スポーツではガッツポーズが問題視されることがある。 剣道礼節を重んじる武士道が根底にある武道なため、一本を取った後でガッツポーズをした場合、全日本剣道連盟の試合審判細則第24条で不適切な行為と規定している「打突後、必要以上の余勢や有効を誇示」と判断されて、同細則第27条により一本が取り消されることもある。2004年8月11日に放送されたテレビ番組『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』では、ガッツポーズをしたために一本が取り消しになった実際の剣道の試合が紹介された。残心が終わり、競技が終了した後はこの限りではない。 柔道2013年に不祥事根絶を掲げて全日本柔道連盟会長に就任した宗岡正二の就任インタビューが2014年8月16日の毎日新聞に掲載されたが、そこで「各種大会のあいさつでは、敗者への配慮としてガッツポーズを控えることを求めてきた」と紹介された。宗岡は、「フランスなど欧州で日本柔道が高く評価されるのは、教育的側面にある。格闘技として、ただ強ければいいのではなく、礼儀作法や品位、知力が備わるから、子供を道場に通わせたいと思われる」と説明している。 相撲2009年1月場所千秋楽の優勝決定戦で、白鵬に勝利して復活優勝を遂げた横綱の朝青龍が勝利直後に土俵上でガッツポーズをした際には、横綱審議委員会などから問題視され、後日に日本相撲協会から所属部屋の高砂親方を通じて厳重注意を受けた。 野球本塁打を打った後、三振を取った後などに、派手なガッツポーズを行ってはいけないとされている(野球の不文律を参照)。日本高等学校野球連盟は高校野球は教育の一環との考えから、球児に対してガッツポーズを慎むように指導している。 卓球試合中に相手の目を見てガッツポーズをした際には、マナー違反として審判からイエローカードが出されることがある。
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