カーター・グラス邸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 09:34 UTC 版)
1923年に建築されたカーター・グラス邸は、連邦上院議員カーター・グラスの旧邸宅。彼は新聞の編集者であり、アフリカ系アメリカ人に対する差別を推進していた。その一方、ウッドロウ・ウィルソン政権下での第47代財務長官を務め、フランクリン・ルーズベルト政権時代には上院予算委員会委員長を務めた。 モントビューという名で知られており、アメリカ合衆国国家歴史登録財、バージニア州ランドマーク登録財に登録されている。敷地面積は1.7エーカー (0.69 ha)で、中2階付きの1階建の母屋がある。また、石英でできた高さ18インチ (46 cm)の壁が建てられており、建物自体は灰色の腰折れ屋根に覆われている。 この建物は1970年代後半にリバティ大学が購入し、大学の創設者ジェリー・ファルエルの執務室、大学事務局本部として使用された。ファルエルは2007年5月15日にこの執務室のデスクで息を引き取った。このほかにも、複数の理由でカーター・グラス邸はその価値が評価されている。例えば、その執務室が邸宅建設以降変更を加えられていないこと、ファルエルとその妻が邸宅敷地内に埋葬されており、大学を見下ろす地点に記念碑が設置されていることなどである。この邸宅は現在は観光地となっており、ファルエルの執務室が展示されているが、中2階は同大学のゲストルームとして使用するために改装されている。
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