カントリーマアム チョコまみれ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 09:04 UTC 版)
「カントリーマアム」の記事における「カントリーマアム チョコまみれ」の解説
2019年11月には、セブン-イレブン限定で「カントリーマアム チョコまみれ」(以下:チョコまみれ)が発売された。カントリーマアムミニと比べてチョコの量が二倍である。不二家の菓子事業担当者である菊池祐一は、圓岡の取材に対し、チョコレートの愛好家がよりチョコ感の強いものを求めていると判断して企画したと話している。従来のカントリーマアムは10代から20代に好まれていたものの、購買層は主に主婦層だった。これに対し、チョコまみれは直接若い消費者に手に取ってもらえるよう、コンビニでの販売が行われた。当初、マスコットとして不良学生をモチーフとしたキャラクターも考案されていたが、2018年に発売された「ホームパイのみみ」のマスコットキャラクター・イパムーホが評判だったことから、チョコレート感がより伝わる方針に変更し、「まみれさん」というキャラクターがうみだされた。菊池は「沼にはまる」という言葉から、「チョコ沼にはまってほしい」という意味を込め、チョコレートの沼から顔を出すキャラクターにしたと話している。不二家側の狙い通り、まみれさんの存在もあって「チョコまみれ」は反響を呼んだことから、2020年9月には販売経路をスーパーなどに拡大し、最終的に同商品は2020年度における不二家の業績の拡大に一役買った。その後、同商品の生産体制や包装形態が強化され、さらに売り上げが伸びた。加えて、2021年には、東京駅八重洲の「東京一番街」おかしランドにて同商品を題材とした期間限定ショップ(9月1日〜10月31日)を立ち上げた。2021年末には雑誌「日経トレンディ」の「2021年ヒット商品ベスト30」の第11位にランクインした。「日経トレンディ」の山口佳奈は、ヒットした理由の一つとして、この時点においてまみれさんの詳細なプロフィールが公開されず、ブランドサイトも展開されたなかったため、これが謎のキャラクターとして関心を呼んだと推測している。
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