カトリック教会が否定する出現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 06:36 UTC 版)
「聖母の出現」の記事における「カトリック教会が否定する出現」の解説
ヴェロニカ・ルーケンが主張する聖母出現 カトリック信者の主婦、ヴェロニカ・ルーケンが1970年から、アメリカ・ニューヨークベイサイドにおいて、一連の聖母出現を受けたと主張する。地元のブルックリン司教は出現を公的に否定。 リトル・ペブル 1985年ごろ「聖シャーベル修道会」を結成したオーストラリアの宗教指導者リトル・ペブル(本名ウィリアム・カム)は、聖母マリアの幻視を主張した。実現しない過激な予言や司祭の貞潔・一夫一婦制の否定により、否定される。 メジュゴリエの聖母 1981年より、ユーゴスラビア(現在はボスニア・ヘルツェゴビナ)のメジュゴリェに出現、回心と平和を求めた。聖母は「これが私の最後の出現です」と伝えた。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争などの旧ユーゴスラビア解体に伴う戦争の中での「出現」。これに対し、現地モスタル司教区のザニチ司教、ならびに後任のラトゥコ・ペリッチ司教はその超自然性を否定し、公的な巡礼禁止の声明を出している。 マリア・ディバイン・マーシー アイルランド在住の女性。マリア・ディバイン・マーシーという名前は仮名。多くの自称幻視者の支持を得ている。ダブリン大司教区のダーマッド・マーティン大司教は、メッセージの多くがカトリックの教理に反しており、このメッセージが広められてはならないという内容の公式声明を発表した。
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