カトリック教会でのたいまつ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 04:24 UTC 版)
「たいまつ」の記事における「カトリック教会でのたいまつ」の解説
カトリック教会では長い歴史の中で、一度ミサや儀式で用いたものは安易に使用をやめないという伝統があった。もともと、たいまつはミサの奉納時に照明をおこなうためだけのものだったが、荘厳ミサにおいて欠かせないものとなり、重要な役割を果たすようになった。 エイドリアン・フォーテスキュー(英語版)の1912年の著書『ミサ:ローマ典礼に関する研究』("The Mass: A Study of the Roman Liturgy")によれば、ミサにおけるたいまつのより正しい形式は、自立式でない、誰かが支えないとならないものであった。しかし今日では、バチカンでの荘厳なミサですら、たいまつを用いることはなく、自立式の燭台に挿した背の高いろうそくを用いている。こうした照明はたいまつ持ちに運ばれ、サンクトゥスが歌われるときに祭壇に運ばれ、聖体拝領が終わると片付けられる。 聖公会の中のハイ・チャーチ(高教会)や、ルーテル教会の一部には、たいまつを礼拝の中に使うところもある。
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