カトリック教会からの評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 23:35 UTC 版)
「ドナトゥス派」の記事における「カトリック教会からの評価」の解説
カトリック教会も、ドナトゥス派に対して反駁したアウグスティヌスを評価する。 カトリック教会では、ドナトティスト論争の教理上の意義として、教会の聖性と秘跡授与の有効性が信徒・授洗者の聖性に制約されるとするドナトゥス派の主張に対し、アウグスティヌスによる「勝利の状態にある教会」「途上の状態にある教会(『籾殻と小麦の並存』混ぜ合わさった真の主の体:corpus Domini rectum atque permixtum)」との区別する論が勝ったことが挙げられる。教会の聖性には、効果ある救霊手段、愛の精神、可視的形態が必要であるとされる。 ドナトゥス派に属していた者の著作であるからといって必ずしも現代のカトリック教会から全否定されている訳ではなく、著者・著作内容によっては、部分的にカトリック教会から評価されているケースもある。
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