オーディオカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 03:59 UTC 版)
「デジタル・オーディオ・ワークステーション」も参照 サウンドカードをより高音質化し、ASIOや様々な音楽制作用ソフトウェアにネイティブ対応することでオーディオ入出力の機能性や品質向上を図りDTM用途を志向したものはオーディオカードと呼ばれることもある。オーディオカードは一般的なRCA端子の他にMIDI端子・フォーンプラグ・XLRタイプコネクター(通称「キャノン」)・BNC端子といった、実際の音楽制作でよく使われる端子が豊富に用意される点や、音楽制作用の比較的高価なソフトウェアがバンドルされている点で差別化されている。このほか、オーディオカードにはゲーム用途とは異なる音楽制作のための豊富なエフェクトやミキシング機能が備わっておりサウンドカードに比べ高い音質と機能を有しているのが一般的である。さらに近年ではオーディオカードを含むコンピュータ環境の急速な発展を背景に、高額な業務用音響機器を用いる音楽制作環境が比較的低価格なオーディオカード(インターフェース)を中心とした制作環境へと音楽の用途を問わず移行しており需要が増加している。 DTM/DAW用 途向けオーディオカードの例(M-Audio R7309376WP) オンキヨー SE-90PCI音楽制作用途向けの機能は備えず、ライン出力の品質向上に特化している。このような製品はオーディオカードではない。オーディオカードは「リスニングを目的とした高級オーディオ志向」という意味ではないため注意が必要。
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