オーシャン (装甲艦)
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オーシャン | |
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基本情報 | |
建造所 | デヴォンポート海軍造船所 |
運用者 | ![]() |
級名 | プリンス・コンソート級装甲艦(装甲フリゲート) |
建造費 | 298,851ポンド |
艦歴 | |
起工 | 1860年8月23日 |
進水 | 1863年3月19日 |
竣工 | 1866年9月6日 |
就役 | 1866年7月 |
退役 | 1872年6月 |
その後 | 1882年に売却・解体 |
要目 | |
排水量 | 6,832トン |
全長 | 273フィート1インチ (83.24 m) |
最大幅 | 58フィート5インチ (17.81 m) |
吃水 | 27フィート6インチ (8.38 m) |
主缶 | 角型ボイラー×8基 |
主機 | モーズレー水平レシプロ蒸気機関 |
出力 | 3,750馬力 (2,800 kW) |
推進器 | スクリュープロペラ×1軸 |
帆装 | バーク (帆面積25,000 sq ft (2,300 m2)) |
速力 | 蒸気推進時:12.9ノット (23.9 km/h) 帆走時:11.5ノット (21.3 km/h) |
航続距離 | 2,000海里 (3,700 km)/5ノット |
乗員 | 605人 |
兵装 | 前装式7インチ砲×24門 |
装甲 |
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オーシャン (HMS Ocean) はイギリス海軍の装甲艦。プリンス・コンソート級装甲艦の3番艦である。中国艦隊に配属され、幕末・明治維新期の日本に来航した。
艦級
プリンス・コンソート級装甲艦は、もともとブルワーク級戦列艦として設計された。フランスが装甲艦「ラ・グロワール」を建造すると、イギリスはその対抗策として本格的な装甲艦「ウォーリア」の建造を始めたが、それに加えて竣工前のブルワーク級戦列艦を装甲艦に改造した。英国海軍では搭載する大砲の数によって艦種の分類を行っているため、戦列艦(2等艦)と同じ船体を使用しているものの、プリンス・コンソート級の正式艦種はフリゲート(5等艦)となる。しかしながら、装甲を施した戦列艦ということで戦艦とされる場合もある。
艦歴
1860年8月23日、デヴォンポート海軍造船所で2等戦列艦として起工。
1861年6月5日[1]、海軍本部から全長の23フィート (7.0 m) 延長し、甲板を1層削減して装甲フリゲートへ改造するよう命令が出た[2]。1863年3月19日に進水し、1866年7月に就役したが、実際に完成したのは同年9月6日である[1]。
「オーシャン」は当時の英国海軍の戦列艦の常として、就役当初は海峡艦隊に配属されたが、直ちに地中海艦隊に転属となった。そこからさらに、東洋艦隊へと異動となった。ジブラルタルから香港へ航行中の1867年8月23日、帆走だけで453海里 (839 km) を航行したが、これは英国海軍装甲艦の最長帆走記録であった[3]。1867年10月27日にバタヴィア(現在のジャカルタ)に到着した。
1867年から1872年までは中国艦隊に所属した。1868年1月1日には、僚艦11隻(他に、米国軍艦5隻、フランス軍艦1隻)と共に神戸沖に停泊し、幕府へ兵庫開港を予定通り実施するように圧力をかけている(兵庫開港要求事件)。「オーシャン」は幕末期に来航した各国海軍の艦艇の中では最大のものであった。
1869年からは中国艦隊旗艦を務めた[4]。1872年、旗艦の任を「アイアン・デューク(HMS Iron Duke) 」と交代して帰国の途についたが、大きすぎてスエズ運河を通過できないことから喜望峰を経由したため、「オーシャン」は帆走のみで喜望峰を2回通過した唯一の装甲艦となった[4]。極東滞在中はまともな整備が受けられなかったため、帆の多くを失い、板張り部分の痛みも深刻になっていた。そのため帰国後は1882年に売却されて解体されるまで予備艦としてドックに係留されていた[4]。
脚注
- ^ a b Ballard 1980, p. 240.
- ^ Ballard 1980, pp. 116–117.
- ^ Ballard 1980, p. 124.
- ^ a b c Ballard 1980, p. 125.
参考文献
- Ballard, G. A., Admiral『The Black Battlefleet』Naval Institute Press、Annapolis, MD、1980年。ISBN 0-87021-924-3。
- Oscar Parkes British Battleships ISBN 0-85052-604-3
- Conway All the World's Fighting Ships 1860-1905 ISBN 0-85177-133-5
「オーシャン (装甲艦)」の例文・使い方・用例・文例
- オーシャンのすごいチームが全員帰ってきた。
- ヒット映画「オーシャンズ11」のこの続編で,11人の華(か)麗(れい)な窃(せっ)盗(とう)団(だん)が,今回1人を加え,新たな計画のため再結成する。
- 3年前,ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)と彼のチームは,テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)所有のラスベガスのカジノから1億6000万ドルを盗んだ。
- オーシャンはまた,ベネディクトから彼の恋人を奪った。
- その恋人,テス(ジュリア・ロバーツ)は,オーシャンの元妻だった。
- カジノ強盗の成功後,オーシャンとメンバーは,得た金で静かな生活を送ろうとしていた。
- オーシャンは再度チームを集める。
- 加えて,ユーロポールの捜査官,イザベル・ラヒリ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)がオーシャンとメンバーの後を追う。
- スティーブン・ソダーバーグ監督が「オーシャンズ」シリーズ3作目に才能ある強盗団を呼び戻す。
- ルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド)は,ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)と彼のチームにとって友であり良き師である。
- そうして,バンクはオーシャンと彼のチームを敵に回し,彼らに報復という共通の目的を与えてしまう。
- オーシャンと彼の仲間たちは,バンクの最新カジノ「バンク」のグランドオープンセレモニーの夜に計画を実行する。
- オーシャンは,仲間たちの才能や技術を最大限に活(い)かし,これまでで最も危険な計画を実行する。
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