インメモリデータベース
【英】in-memory database, IMDB
インメモリデータベースとは、データを全てメインメモリ上に格納する方式で構築されたデータベースのことである。
インメモリデータベースに対して、HDDなどのディスクストレージにデータを格納する(従来型の)データベースは「オンディスクデータベース」などと呼ばれる。
インメモリデータベースは、オンディスクデータベースにおいてボトルネックとなる生じるシークタイムや入出力(I/O)時のデータ転送速度を無くすることが可能である。メモリ上で全データを扱う前提があるため、データ構造をより簡素な設計にして、検索を高速化することもできる。これらによってパフォーマンスの飛躍的向上が可能となる。
インメモリデータベースは揮発性メモリの上に全てのデータを保持する方式であるため、電源を喪失した場合などには全てのデータが失われるというリスクを伴う。このため、バックアップ・リストアのためにHDDやSSDなど記憶装置が援用される場合が多い。インメモリデータベースとディスクデータベースを併用するハイブリッド型のデータベースもある。
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オンメモリデータベース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 02:49 UTC 版)
「Prolog」の記事における「オンメモリデータベース」の解説
後に述べるが Prolog の述語はその構造が頭部と本体と分かれていて、本体はルールを意味するため、全体として、ルールを持ったデータベース、演繹データベースとして捉えることができる。これはPrologプログラム全体がデータベースであるということだから、データベースの表現としては最強のクラスに属する。一方、事実を表す本体のない(強制的に真)頭部のみの定義節による述語は関係データベースとその集合論的な性質で一致する。収集した情報を一つの述語に対して多数の頭部のみを持った節の集まりとして定義することにより、オンメモリ関係データベースを構築することが可能である。しかし、Prologをデータベース管理システムとして捉えた場合、assert、retract、setof、bagof、findall という組込述語を持つこと以外には、管理機構としての特別の組込述語が用意されている訳ではなく、ディクショナリ管理などのための述語定義をユーザが追加する必要がある。
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