オンディーナ【オンディーナ】(観賞樹)
![]() |
登録番号 | 第6381号 |
登録年月日 | 1998年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | オンディーナ よみ:オンディーナ |
|
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 3月 25日 | |
品種登録者の名称 | 第一園芸株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都渋谷区渋谷一丁目1番4号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小林森治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,無名実生種どうしを交配して育成されたものであり,花房の形は単花咲き,花は淡紫色で丸弁,平咲き,微香のやや小輪となる切り花向きの品種である。 樹形及び株立は普通,樹高は中である。開花枝の太さはやや細,新しょうの色は及び開花後の枝の色は青銅である。とげの曲性は下向き,形は下部えぐれ形,長さは短,基部の幅は狭,色は青銅,数は幹の部分,花枝の基部及び中央部は中,花首はほとんど無である。小葉の枚数は5枚以下,本葉の長さはやや短,幅は普通である。展開直後の若葉の色は青銅,光沢は半光沢よりやや弱,成熟葉の色は濃緑,光沢は半光沢,葉肉の厚さは薄,硬さは柔である。花房の形は単花咲き,蕾の形は尖長形である。花形は平咲き,花の大きさはやや小輪,高さは低,花弁表側の色は淡紫(JHS カラーチャート8302),裏側の色は淡紫(同8602)である。花弁の光沢は普通,花色の移行性は難,花弁の形は丸弁,花弁一枚の形は円形先端丸形,花弁の厚さはやや薄,硬さはやや柔,数は10~14枚である。花の香りは微香,開花時期は早咲きである。 「マダム・ヴィオーレ」と比較して,とげの数が幹の部分,花枝の基部及び中央部で多いこと,花形が平咲きであること,花弁表側の色は淡紫であること,花弁数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に育成者の温室(栃木県佐野市)において,無名実生種どうしを交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,63年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
オンディーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 10:18 UTC 版)
オンディーナは、バラの園芸品種の1つ。1986年に日本で、小林森治によって作出された[1][2]。青バラの中でも、最も青色が強いと言われるバラの1つ[1]。
フロリバンダ系の四季咲き・直立性のバラ[1]。交配種は、((たそがれ×実生)×実生)×すみれの丘[1][2]。樹高0.8-1.0m、株張り60cmに育つ[1][2]。丸弁平咲きまたは半剣弁平咲きで、花径6-7cmの中輪の花を数輪ずつ房咲きに咲かせる[1][2]。花の色は淡い青紫色[2]。花の色は年間を通じて安定している[2]。花付きはとてもよく、花持ちは普通[1]。香りは弱く、微香[1]。弁質に優れ、雨でも傷みにくい[1]。樹勢は弱く、耐病性も弱い[1]。うどん粉病には注意が必要[2]。また、耐暑性がやや弱く、夏に下葉が黄変、落葉することがある[1]。芽吹きはやや悪い[2]。オンディーナを親にして作出された青バラに、青龍、ターン・ブルー、思い出、ブルー・ドレスなどがある[1]。いずれも、色彩は美しいが栽培が難しい[1]。
脚注
出典
- オンディーナのページへのリンク