オブジェクトクラス・収容クラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:10 UTC 版)
「SCP財団」の記事における「オブジェクトクラス・収容クラス」の解説
各SCP報告書にはテンプレートとして「オブジェクトクラス」の項が設けられ、そのオブジェクトの収容難易度を測る指標となっている。SCPオブジェクトが収容から逸脱した状態は「収容違反」と呼ばれ、収容違反の中には宇宙の消滅など、最悪の結末を迎えるものもある。以下は代表的なオブジェクトクラスだが、特定のオブジェクトの物語性をさらに豊かにする目的で特殊なものが使用されることもある。 Safe(セーフ) 現時点において安全かつ確実に収容できるか、対象を故意に活性化させない限り異常な現象は発生しないというものが、このクラスに分類される。必ずしも異常な現象が発生しても財団職員や全人類に影響はないという意味ではなく、その性質はしばしば核爆弾や「瓶詰めの毒薬」と例えられる(意図しない限り被害はない)。 Euclid(ユークリッド) 性質が不明であるか予測ができない場合に割り当てられるクラス。常に信頼できる収容が不可能ではあるが、Keterほどの危険性がない。自我や知性を持つ異常存在に対しても、「それ自身が思考・活動することにより本質的に予測不可能である」という観点から、通常はこちらに分類される。性質が判明するか再分類が行われるまで一時的に割り振られることもある。 Keter(ケテル) 財団職員および全人類へ対する危険性もしくは文化面や物理法則の変容と言った社会、文明に著しく損害を与える存在で、また収容時に複雑な手順を要するか現時点で財団による収容ができない場合に割り振られる。SCP財団はこれらのオブジェクトも収容できるようにすることを目標としているが、最後の手段として破壊されることもある。
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