オタク研究家としての活動・言論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:53 UTC 版)
「斎藤環」の記事における「オタク研究家としての活動・言論」の解説
斎藤は2004年にヴェネツィア・ビエンナーレの国際建築展日本館の「おたく:人格=空間=都市」で、現代美術家の開発好明と共同作品「オタクの個室」を出展し、実在する18人のオタクたちの部屋をミニチュアで再現した。 生理学者の森昭雄による著書『ゲーム脳の恐怖』(日本放送出版協会)と「ゲーム脳」が話題となった際に、脳波に関する初歩的な間違いが多いと批判している。 オタクの特徴として、「虚構コンテクストに親和性が高い人」「愛の対象を『所有』するために、虚構化という手段に訴える人」「二重見当識ならぬ多重見当識を生きる人 」「虚構それ自体に性的対象を見い出すことができる人」を挙げている。斎藤もオタクと非オタクの分岐点として、特に「アニメに描かれた女性キャラクターのイメージを利用して、マスターベーションが可能であるか」を挙げている。 自身について、2005年にビデオニュース・ドットコムの番組「マル激トーク・オン・ディマンド」第236回「 猿でもわかるオタク入門」でオタクであることを否定しており、過去にゴジラファンであったが後に興味を失ったと述べている。フィギュアなどにはあまり関心がなくほとんど持っていない。
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