奥羽舞【オウウマイ】(きのこ類)
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登録番号 | 第5360号 |
登録年月日 | 1997年 1月 30日 | |
農林水産植物の種類 | まいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 奥羽舞 よみ:オウウマイ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 1月 31日 | |
品種登録者の名称 | 秋田県 | |
品種登録者の住所 | 秋田県秋田市山王四丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 菅原冬樹 富樫均 阿部実 山田尚 伊藤精二 安岡政幸 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,野生種(秋田県仙北郡田沢湖町産)の組織分離により育成されたものであり,菌さんの表面の色が灰白色で中葉,やや厚肉の空調栽培向き品種である。 菌さんの大きさは中,厚さはやや厚,断面の形状は2型(やや曲がる),表面の色は灰白色,環紋は1型(なし),毛は極少である。管孔の孔口断面の凹凸は無,管孔発達の部位は3型(菌柄付近まで垂生)である。菌柄断面の形態は2型である。菌糸の寒天培地上の最適生長温度は28℃,菌叢の色の有無は無,表面の形状は平滑,周縁部の形状は整一,厚さはやや薄い,密度は普通である。菌床の被膜の形成は少,被膜の色の有無は無である。 「森51号」と比較して,菌さん表面の色が灰白色であること,菌さんの毛(凸凹)が極少であること等で,「藤本M10」と比較して,菌さんの環紋が1型(なし)であること,菌さんの毛が少ないこと等で区別性が認められる。なお,「森51号」,「藤本M10」等との対峙培養において,明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は昭和60年までに収集した野生種11菌株から,秋田県林業技術センター(秋田県河辺郡河辺町)において61年に選抜されたものであり,その後の栽培により諸特性が安定していることを確認して,平成4年に育成を完了したものである。なお当該品種は,昭和59年に秋田県仙北郡田沢湖町において採取され,同センターで組織分離されたものである。 |
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