エルモンとは? わかりやすく解説

エルモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/25 07:30 UTC 版)

Ermont


行政
フランス
地域圏 (Région) イル=ド=フランス地域圏
(département) ヴァル=ドワーズ県
(arrondissement) ポントワーズ郡
小郡 (canton) エルモン小郡
INSEEコード 95219
郵便番号 95120
市長任期 ユーグ・ポルテリ
2008年-2014年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté d'agglomération Val-et-Forêt
人口動態
人口 27,670人
2007年
人口密度 6651人/km2
住民の呼称 Ermontois, Ermontoises
地理
座標 北緯49度01分50秒 東経2度03分38秒 / 北緯49.0306度 東経2.0606度 / 49.0306; 2.0606座標: 北緯49度01分50秒 東経2度03分38秒 / 北緯49.0306度 東経2.0606度 / 49.0306; 2.0606
標高 最低:43m
最高:65m
面積 4.16km2
Ermont
公式サイト http://www.ville-ermont.fr
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エルモンErmont)は、フランスイル=ド=フランス地域圏ヴァル=ドワーズ県コミューン

地理

モンモランシー谷の中心部に位置する。パリの北西約15マイルの地点にある。

歴史

ロベール・ビチュ広場とスターリングラード通り
1920年代のエルモンの市場

エルモンという地名は、ガロ=ローマ時代の地名エルメドン(Ermedon)に由来する。

新石器時代にモンモランシー谷およびエルモンの地に人が定住したと考えられている。

ガロ=ローマ時代、ルテティアからリールボンヌへと向かうローマ街道(ユリウス・カエサル車道と呼ばれた)に面して村があった。村は3世紀後半のゲルマン人侵攻で破壊され、4世紀に復興した。メロヴィング朝時代の6世紀から7世紀に村は繁栄した。9世紀、サン=ドニ修道院はErmedonisという村の存在を記している。そしてキリスト教の教会は、メロヴィング朝時代のネクロポリスの上に建てられていた。その後村はオルモン(Ormont)となり、13世紀以降エルモンとなった。

エルモンのセルネ地区はかつて聖ヨハネ騎士団コマンドリー(騎士修道会の共同体)があった。これに依存するかたちでエルモンは成長していった。その他にも宗教的共同体が存在した。最初は13世紀にやってきたテンプル騎士団、その後サン=ヴィクトル=ド=パリ修道院、ルーアンのセレスタン修道会、ボワ=サン=ペール小修道院があった。しかし村の人口は1471年に40人を越えていなかった。

教会の周りに人々が集まって暮らす農村は、1358年にジャックリーの乱で荒れ、百年戦争ではイングランドの遠征軍に侵略された。16世紀、フランスの小修道院長代表が、エルモン領主となった。1648年、1652年にはフロンドの乱で村は破壊された。

18世紀に野菜・穀物、林業が盛んになる以前、農業の中心はワイン用ブドウ栽培だった。

19世紀に鉄道が敷かれ重要な鉄道ジャンクションができたために急速な都市化が始まった。ついに20世紀にはパリ郊外の都市となり、次第に都市化に押されて農地は消滅していった。エルモン=オーボンヌ駅、セルネー駅、エルモン=アルト駅、グロ・ノワイエ=サン・プリ駅の周辺は、無計画に作られた住宅地となっている。

交通

  • 鉄道 - RER C線トランジリアンH線とJ線が乗り入れている。コミューン内にある4つの駅のうち最も重要なのはエルモン=オーボンヌ駅である。

出身者

  • イヴォンヌ・プランタン - 俳優

姉妹都市


「エルモン」の例文・使い方・用例・文例

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