イエール_(エソンヌ県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > イエール_(エソンヌ県)の意味・解説 

イエール (エソンヌ県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/12 14:57 UTC 版)

Yerres


行政
フランス
地域圏 (Région) イル・ド・フランス地域圏
(département) エソンヌ県
(arrondissement) エヴリー郡
小郡 (canton) 小郡庁所在地
INSEEコード 91691
郵便番号 91330
市長任期 ニコラ・デュポン=エニャン
2014年-2020年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté d'agglomération du Val d'Yerres
人口動態
人口 28,789人
2007年
人口密度 2,926人/km2
住民の呼称 Yerrois
地理
座標 北緯48度43分02秒 東経2度29分17秒 / 北緯48.7170945度 東経2.4880868度 / 48.7170945; 2.4880868座標: 北緯48度43分02秒 東経2度29分17秒 / 北緯48.7170945度 東経2.4880868度 / 48.7170945; 2.4880868
標高 平均:m
最低:32 m
最高:116m
面積 9.84km2
Yerres
公式サイト [1]
テンプレートを表示

イエールYerres)は、フランスイル=ド=フランス地域圏エソンヌ県の都市。

地理

パリの南東約18kmに位置する。県の北東部にあり、ヴァル=ド=マルヌ県と境を接している。イエール川とレヴァイヨン川のつくる谷にあり、自然区分ではブリー地方の南西、広大なセナールの森の北にあたる。

コミューン中央部を、東から西へ3kmにわたってイエール川が流れる。

交通

  • 道路 - N6、N19
  • 鉄道 - RER D線イエール駅
  • バス - ノクティリアン、アルバトランなど数路線あり

由来

かつてこの土地はEderaと呼ばれ、11世紀にはギヨーム・ミユ・ド・イエール(Guillaume Miles de Hierres)の土地であった。1801年よりYerresのつづりで固定された。

歴史

18世紀のカッシーニ地図に描かれたイエール

かつてパリ=モントルー(現・ロワレ県コミューン)にいたるローマ街道があった場所に、イエールの砦があったとみられる[1]。これがイエールの起源である[2]

イエール川谷の低地は、メロヴィング朝時代の王たちによってパリの大きな修道院に属するものと認められていた。11世紀にこの地にあったのは聖ルーに捧げられた教区であった。1120年より、ベネディクト会派のノートルダム・ド・イエール修道院建物が建てられ始めた。1130年、領主ギヨーム・ド・イエラが城を建てた。現在も当時の守衛詰め所(fr)がコミューン中心部に残っている。13世紀、教区教会が再建された。

1389年、イエールのフィーフシャルル5世の宮廷官に戻された。1617年、財務官シャルル・デュレが城をイエールに建てた。1637年に売却された城を買ったのは王の執事ロラン・ビュランで、彼の妻ブルタマンドは当時のプレシオジテであった。ニノン・ド・ランクロはブルタマンドの招きで城に滞在している。1652年、カマルデュル修道会(fr)が新たな修道院を建設した。1715年から1717年まで、トランシルヴァニア公ラーコーツィ・フェレンツ2世がカマルデュル修道院に隠遁していた。

1846年、パリ=マルセイユ間鉄道路線(fr)がイエール川谷に敷かれた[3]

1860年、ギュスターヴ・カイユボットの父がイエールに地所を購入した。1866年、ピエール・ラルースもイエールに家を買った。

現在はパリ都市圏に含まれるイエールであるが、1793年には人口が1000人未満の村だった。第一次世界大戦後、人口が増加に転じた。

姉妹都市

出身者

脚注

  1. ^ Itinéraire de la voie romaine VR18 (consulté 2007-05-20)
  2. ^ Jean-Luc Flohic; et al. (2001). Le patrimoine des communes de l’Essonne. Flohic. p. 1009–1021. ISBN 2-84234-126-0
  3. ^ Histoire d’Yerres sur le site topic-topos.com Consulté le 2010-01-07.

「イエール (エソンヌ県)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イエール_(エソンヌ県)」の関連用語

イエール_(エソンヌ県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イエール_(エソンヌ県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイエール (エソンヌ県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS