エステル_(ミュージシャン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エステル_(ミュージシャン)の意味・解説 

エステル (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/07 14:17 UTC 版)

エステル
Estelle
エステル(2008年)
基本情報
出生名 Estelle Fanta Swaray
生誕 (1980-01-18) 1980年1月18日(45歳)
出身地 イングランド 西ロンドンハマースミス
ジャンル R&B[1]ヒップホップヒップホップ・ソウル[2]
職業 歌手、ソングライター、ラッパー、音楽プロデューサー、女優
担当楽器 ボーカル
活動期間 2000年 -
レーベル Est. 1980、ワーナーアトランティック、BMG、Woah Dad、VP
共同作業者 デヴィッド・ゲッタジョン・レジェンドカーディナル・オフィシャルウィル・アイ・アムカニエ・ウエスト、カール・ハインズ、ショーン・ポール
公式サイト estelledarlings.com

エステルEstelle、本名:Estelle Fanta Swaray、1980年1月18日 - )は、グラミー賞ノミネート歴を持つイギリス歌手ラッパーソングライター音楽プロデューサー[3][4]第51回グラミー賞の最優秀歌曲賞のほか[5]、イギリスのブラック・ミュージックの祭典MOBOアワードを含む複数の賞の受賞歴を持っている[6]。2008年リリースのアルバム『シャイン』からのシングル「アメリカン・ボーイ」が大ヒット。出世曲となった。

生い立ち

エステルは、1980年にセネガルで生まれた。家族構成は、シエラレオネ育ちの母親、グレナダ出身の父親、そして9人兄妹の11人家族で、そのような中でエステルは育った。一時期家庭でゴスペルのみを聴かされていたエステルは、それに反発するように小さなラジオを枕の下に隠し持ち、ラジオを通して様々なジャンルの音楽を聴いたという。また教会でも歌を歌っていた[3]

音楽活動

2004年: アルバム『The 18th Day』

デビュー前、2003年にミックステープを発表。2004年に自身の誕生日(1月)18日から名付けたアルバム『The 18th Day』でV2レコードからデビュー。このアルバムはイギリスでは発売されたものの、エステルが願っていたアメリカ合衆国での発売は叶わなかった[3]。アルバムからのシングル「1980」、「Free」の2曲は全英シングルチャートでトップ20に入るヒットを記録した。また、MOBOアワードにも選出された。しかし作風やプロモーションなどの面でレーベルや周りの人間と対立し、レーベルを離脱することになった[3]

2008年-2009年: アルバム『シャイン』

その後、エステルは『The 18th Day』収録曲「Hey Girl」に参加していたジョン・レジェンドに音楽面でのサポートを受け、ジョンが立ち上げたレーベル「ホームスクール・レコード」の第1弾アーティストとして契約[7]。また、ジョンをエグゼクティヴ・プロデューサーに迎え、アルバムの製作を開始した。2008年にはウィル・アイ・アムワイクリフ・ジョンマーク・ロンソンスウィズ・ビーツ、ジャック・スプラッシュといった面々を迎えて製作したアルバム『シャイン』を完成させた[3]。アルバムからのセカンド・シングル「アメリカン・ボーイ」は客演にカニエ・ウエストを迎えた楽曲で、全英シングルチャートで5週連続1位[7]、アメリカ合衆国の総合シングルチャートであるBillboard Hot 100でもロング・ヒットし、最高位9位を記録した。この楽曲で、第51回グラミー賞での最優秀歌曲賞をはじめ、様々な音楽賞における受賞および、ノミネートされた[5]

2008年12月には、新作のレコーディングを始めたことが明らかになっている[8]

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • The 18th Day (2004年)
  • 『シャイン』 - Shine (2008年)
  • 『オール・オブ・ミー』 - All of Me (2012年)
  • True Romance (2015年)
  • Lovers Rock (2018年)

フィルモグラフィ

受賞歴

脚注

  1. ^ Case, Wesley (2012年2月21日). “Estelle interview: R&B singer/rapper discusses heartbreak, working with Chris Brown”. Tribune Publishing. 2016年7月9日閲覧。
  2. ^ Egere-Cooper, Matilda (2007年12月7日). “Estelle: Britain's hip-hop queen is making her second bid for power”. The Independent. 2016年7月9日閲覧。
  3. ^ a b c d e 林剛 (2008年7月3日). “ジョン・レジェンドも惚れ込んだ才能の輝き……ロンドンのストリートに育まれたタフでソウルフルな黒い宝石が、いよいよ世界へ向けて誇り高き光を放つ!”. Bounce.com. タワーレコード. 2009年2月6日閲覧。
  4. ^ Estelle / エステル プロフィール ワーナーミュージック・ジャパン 2009年2月6日閲覧.
  5. ^ a b “グラミー賞 カニエ&エステル、マイリー・サイラスらの出演決定”. MTV News (MTVジャパン): pp. pp.1. (2009年2月4日). https://web.archive.org/web/20090209010158/http://www.mtvjapan.com/news/music/15172/1/ 2009年2月6日閲覧。  {{cite news}}: |page(s)=にp.など余分の文字が入力されています。 (説明)
  6. ^ Ako, Suzuki (2008年9月12日). “MOBOアワーズ、ノミネート発表”. BARKS (ソフトバンククリエイティブ). https://www.barks.jp/news/?id=1000043323 2009年2月6日閲覧。 
  7. ^ a b “ロンドン出身のニューカマー、エステルが日本上陸”. MTV News (MTVジャパン): pp. pp.1. (2008年6月19日). https://web.archive.org/web/20160305212127/http://www.mtvjapan.com/news/music/13444/1/ 2009年2月6日閲覧。  {{cite news}}: |page(s)=にp.など余分の文字が入力されています。 (説明)
  8. ^ “グラミー候補エステル、次作は「過激」?”. notrax.news (notrax). (2008年12月15日). http://notrax.jp/news/detail/0000005810.html 2009年2月6日閲覧。 

外部リンク


「エステル (ミュージシャン)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エステル_(ミュージシャン)」の関連用語

エステル_(ミュージシャン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エステル_(ミュージシャン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエステル (ミュージシャン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS