ウェブ (バンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 18:18 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ウェブ(The Web)はイギリスのジャズ・ロック/ブルースのバンド。
概要
ウェブは、アメリカ西海岸のグルーヴとイギリスのプログレッシブ・ロック初期のスタイルを併せ持ったバンドだった。イギリスのサイケデリック・シーンから派生した彼らのスタイルは、「雰囲気がある」「ふさぎこんだ」「憂鬱な」「暗い」と表現されることが多い。彼らは初め、アフリカ系アメリカ人の歌手、ジョン・L・ワトソン(John L. Watson)をフロントに据え、『フリー・インターロッキング』(1968年)と『ゴライアス・バードイーター』(1970年)の2枚のアルバムを発表した。
バンドはワトソンのボーカル・スタイルと相容れないプログレッシブ・ロック・サウンドを掘り下げるようになり、ワトソンをソロに転向させ、鍵盤奏者・ボーカリストのデイヴ・ローソンを加入させた。定冠詞「The」を取り去った「Web」に名前を変えるだけで、バンドは3枚目のアルバム『アイ・スパイダー』(1970年)に、新しいジャズ・プログレッシブ音楽を完全に取り入れることができた。
サクソフォン・フルート奏者のトム・ハリス脱退後、バンドは再び名前を変えサムライとなった。 1971年にセルフ・タイトルを冠した最初で最後のアルバムを発表。財政的な苦境やさまざまな認識不足によってバンドが衰退したため、デイヴ・ローソンはグリーンスレイドへの加入を受け入れた。
来歴
- 1967年
- ジョン・L・ワトソン、トム・ハリス、トニー・エドワーズ、ジョン・イートン、ディック・リー・スミス、レニー・ライト、ケニー・ビヴァレッジにより結成。
- 1968年
- ファースト・アルバム『フリー・インターロッキング』録音。
- 1970年
- セカンド・アルバム『ゴライアス・バードイーター』録音。
- ワトソン、スミス脱退。
- デイヴ・ローソン加入、イートンがベースに転向。
- サード・アルバム『アイ・スパイダー』録音。
- 1971年
- ほぼ第2期メンバーでサムライを結成。1stアルバム『サムライ』録音。
- 1972年
- ローソンがグリーンスレイドを結成。
- 1976年
- ローソンがグリーンスレイドを脱退、スタックリッジに加入。
メンバーと担当楽器
第1期 1967年-1970年
- ジョン・L・ワトソン (John L. Watson) - vocal/flute(2nd)/sax(2nd)
- トム・ハリス (Tom Harris) - sax/flute
- トニー・エドワーズ (Tony Edwards) - guitar
- ジョン・イートン (John Eaton) - guitar
- ディック・リー・スミス (Dick Lee-Smith) - bass guitar
- レニー・ライト (Lennie Wright) - drums/vibraphone/percussion
- ケニー・ビヴァレッジ (Kenny Beveradge) - drums/percussion
+
- G・ベック (G.Beck) - piano(ゲスト/2nd)
- M・ソルトピーター (M.Saltpeter) - violin(ゲスト/2nd)
- strings (ゲスト/1st,2nd)
『フリー・インターロッキング』『ゴライアス・バードイーター』録音。
第2期 1970年
- デイヴ・ローソン (Dave Lawson) - organ/piano/harpsichord/mellotron/vocal
- トム・ハリス (Tom Harris) - sax/flute
- トニー・エドワーズ (Tony Edwards) - guitar
- ジョン・イートン (John Eaton) - bass guitar
- レニー・ライト (Lennie Wright) - drums/vibraphone/percussion
- ケニー・ビヴァレッジ (Kenny Beveradge) - drums/percussion
『アイ・スパイダー』録音。
サムライ(Samurai) 1971年
- デイヴ・ローソン (Dave Lawson) - organ/piano/harpsichord/mellotron/vocal
- トニー・エドワーズ (Tony Edwards) - guitar
- ジョン・イートン (John Eaton) - bass guitar
- レニー・ライト (Lennie Wright) - vibraphone/drums/percussion
- ケニー・ビヴァレッジ (Kenny Beveradge) - drums
+
- トニー・ロバーツ (Tony Roberts) - sax/flute/clarinet(ゲスト/1st)
- ドン・フェイ (Don Fay) - sax/flute(ゲスト/1st)
『サムライ』録音。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- 『フリー・インターロッキング』 - Fully Interlocking (1968年 第1期)
- 『ゴライアス・バードイーター』 - Theraphosa Blondi (1970年 第1期) ※2008年版CDに1970年の第1期のライヴ音源「Afrodisiac」「Newspecs」を収録
- 『アイ・スパイダー』 - I Spider (1970年 第2期) ※2008年版CDに1971年の第2期ライヴ音源「Concerto For Bedsprings」「Love You」を収録
- 『サムライ』 - Samurai (1971年) ※サムライ名義。1996年版CDに1971年のライヴ音源「Give A Little Love」「Holly Padlock」「More Rain」「Concerto For Bedsprings」「Love You」を収録
シングル
- Hatton Mill Morning / Conscience (1968年 第1期)
- Baby, Won't You Leave Me Alone / McVernon Street (1968年 第1期)
- Monday To Friday / Harold Dubbleyew (1969年 第1期)
関連項目
- グリーンスレイド(デイヴ・ローソン在籍)
- スタックリッジ(デイヴ・ローソン在籍)
- ゴライアス・バードイーター:セカンド・アルバムのタイトルとなった蜘蛛。
外部リンク
「ウェブ (バンド)」の例文・使い方・用例・文例
- それがW3Cのウェブ標準規格に準拠しています
- もう少しウェブデザインをグレードアップしたい。
- オンラインの拡充:御社のウェブサイトを見直して拡充し、より広い顧客基盤にとって一層魅力的なものにしてください。
- 加えて、定期的にオンラインでの販売促進イベントを実施することは、顧客の目先を変え、より頻繁にウェブサイトを訪れるように仕向けることになり、それが購入を促進します。
- ウェブサイト管理の解決策
- 御社のウェブサイトから靴を注文したのですが、まだ届いていません。
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- 登録するには、(352) 112-3944 までお電話をいただくか、コミュニティーセンターのウェブサイトから登録用紙をダウンロードして、Addo通り948 番地、Mephisto、AZ85002 まで郵送してください。
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- このウェブサイトは役に立つおもしろいニュースの一片が満載だ。
- 近年ウェブサイトを利用したディスカウントブローカーが多数存在する。
- プライヴァシー保護への関心がかつてないほど高まっている今日、企業、地公体、病院、学校などそれぞれがウェブサイトに「個人情報取扱について」というページを設けている。
- その企業は今日クォータリーリポートをウェブ上に公表した。
- 新製品は大抵、製造企業ウェブサイトのニュースリリースのページにて紹介される。
- ヘルシンキ・ブリーフ・セラピー・インスティテュートはウェブサイトで、リチーミング・プロセスに関する書籍やポスターを販売している。
- 出願の前に特許調査のためのウェブサイトを利用した。
- 全ての学生はが個人のウェブサイトを有している訳ではない。
- ウェブブラウザの目的はHTML文書を読み、それをウェブページとして表示することだ。
- ウェブ_(バンド)のページへのリンク