インバータの用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 09:11 UTC 版)
一口にインバータと言ってもインバータの応用範囲は幅広く、それぞれの分野におけるインバータ回路と他の用途におけるインバータ回路とはお互いに全く異なるものである。応用面を大きく分けると、モーター制御、DC-ACインバータ、DC-DCコンバータ、放電ランプ用安定器、その他となる。 モーター制御インバータによる交流電動機(誘導電動機・同期電動機)の可変速・可変トルク制御 - 可変電圧可変周波数制御 (VVVF制御)エレベータ、ポンプ、ファン、鉄道車両(電車・電気機関車)、電気自動車、エア・コンディショナー、冷蔵庫、洗濯機など 従来直流電動機による可変速運転が行われていた用途 (エレベータ・鉄道車両など)では電動機のブラシレス化による省メンテナンス化、従来誘導電動機による定出力運転が行われていた用途では出力のきめ細やかな制御による省電力化や制御目標への追従性向上が実現された。 電源装置無停電電源装置 (UPS)などの電力補償装置 - 一定周波数・電圧の交流を連続的に発生。静止型インバータ (SIV)とも工場などで使用される機機類、サーバ、パソコンなどのバックアップ電源装置、自動車用12 V電源で家庭用100 V機器を使う車載用インバータ、太陽光発電におけるパワーコンディショナーなど 放電灯安定器蛍光灯の高周波点灯照明器具、液晶ディスプレイのバックライトに使用される冷陰極管の点灯用などがあるが、発光効率が良く電力節約ができ、かつ長寿命なLED照明が急速に普及しており、次第に消え去って行くと思われる。 誘導加熱用高周波電力発生装置電磁調理器 マグネトロン励起用高周波電力発生装置電子レンジ、レーダー
※この「インバータの用途」の解説は、「インバータ」の解説の一部です。
「インバータの用途」を含む「インバータ」の記事については、「インバータ」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からインバータの用途を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からインバータの用途 を検索
- インバータの用途のページへのリンク