インテンショナリーとは? わかりやすく解説

intentionally

別表記:インテンショナリー

「intentionally」とは、何らかの動作に関して故意に」「意図的に」「わざと」「承知の上で」「意識的に」などの意味用いられる表現である。

「intentionally」とは・「intentionally」の意味

「intentionally」は、副詞として用いられ、「故意に」「意図的に」「わざと」「承知の上で」「意識的に」といった意味をもつ。

「intentionally」の発音・読み方

「intentionally」の発音記号は、「inténʃənəli」である。カタカナ表記すると「インテンショナリー」となる。実際に発音する際は、「インテェンシャナァリィ」のようになる

「i」は、カタカナの「エ」と「イ」を同時に発声するイメージで「イ」と言う「n」は、舌の先前歯の裏歯茎において、息が口から出ないよう止め、鼻に抜けるように「ン」という。「t」は、舌先前歯の裏歯茎において息を止め勢いよくトゥと息破裂させるようにして発音する。「e」は、唇を左右に少し大きめに開けて日本語の「エ」とほぼ同じ発音をする。ここで再び「n」発音する。「ʃ」は、唇を丸く突き出して舌の先上の歯茎に近づけ、息だけで「シュ」と音を出す。「ə」は、口を少し開け弱くあいまいに「ア」と言う。ここで「n」続けて「ə」を発音する。「l」は、舌先前歯の裏歯茎においた状態で「ウ」と「ル」を同時に出すように発音する最後に再び「i」発音する

「intentionally」の語源・由来

「intentionally」の原義は、「意図的に」である。印欧語系で「伸ばす」という意味をもつ「ten-」がラテン語で「伸ばす」という意味をもつ「tendo」となり、「~の中に」という意味をもつ「in-」が付属したことで、ラテン語で「注意を向ける」という意味をもつ「intendo」となった。これに「~すること」という意味をもつ「-tio」が付属しラテン語で「目的」という意味をもつ「intentio」となった。これが古期フランス語流入し古期フランス語で「意図があること」という意味をもつ「entencion」となった。これが変化して英語で「意図があること」という意味をもつ「intention」となり、「~の」という意味をもつ「-al」が付属したことで、英語で「意図的な」という意味をもつ「intentionalとなった。これに「-ly」が付属して副詞化したことで、「intentionally」という表現用いられるようになった

「intentionally」と「deliberately」の違い

「intentionally」と「deliberately」は、いずれも故意に」「わざと」といった意味をもつが、表すニュアンス異なる。「intentionally」は、フォーマルな表現であり、しばしば悪意持っているというニュアンスを含むことがある。「deliberately」は、時間をかけて計画して故意物事を行うというニュアンスを含む。

「intentionally」の類義語・反対語

「intentionally」の類義語として、「deliberately」「purposely」「purposefully」「willfully」「knowingly」「consciously」「voluntarily」「purposively」「designedly」「on purpose」などが挙げられる

「intentionally」の対義語として、「inadvertently」「unintentionally」「unconsciously」「accidentally」「unwittingly」「randomly」「incidentally」「unknowingly」などが挙げられる

「intentionally」を含む英熟語・英語表現

「be intentionally deceitful」とは


be intentionally deceitful」は、「意図的なうそをついている」という意味をもつ。

「be intentionally being difficult」とは


be intentionally being difficult」は、人に対して用いて、「人がわざと気難しくしている」という意味をもつ。

「intentionally homeless」とは


「intentionally homeless」は、本来居住できる場所があったにも関わらず作為的にその場所を出たりして意図的にホームレスとなった人のことを指す英語表現である。

「intentionally or unintentionally」とは


「intentionally or unintentionally」は、「知って知らずか」という意味をもつ。

「inadvertently or intentionally」とは


inadvertently or intentionally」は、「過失にせよ故意にせよ」という意味を表す英語表現である。

「intentionally」の使い方・例文

「intentionally」を用いた例文には、「He broke the window intentionally.(彼は意図的に窓を割った)」「He intentionally stood in front of me.(彼は故意に私の前に立った)」「She intentionally gave us false information.(彼女は私たち故意誤った情報提供した)」「She used that word intentionally.(彼女はわざとその言葉使った)」「The worker intentionally caused an accident.(その労働者故意災害発生させた)」「She intentionally pretended not to notice me.(彼女はわざと私に気が付かないふりをした)」などがある。

インテンショナリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 04:17 UTC 版)

インテンショナリー
欧字表記 Intentionally
品種 サラブレッド
性別
毛色 青毛
生誕 1956年4月2日
死没 1970年1月15日
Intent
My Recipe
母の父 Discovery
生国 アメリカ合衆国
生産者 Brookfield Farm
馬主 Brookfield Farm
→Tartan Farm
調教師 Edward I. Kelly, Sr.
→John A. Nerud
競走成績
生涯成績 34戦18勝
獲得賞金 652,259ドル
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インテンショナリーIntentionally1956年4月2日 - 1970年1月15日)とは、アメリカ合衆国サラブレッド競走馬、および種牡馬である。とくに種牡馬としての成績が顕著で、フロリダ州における馬産の地位を向上させたほか、後継種牡馬を出してマンノウォーの血統を後世に伝えた。

経歴

出生・2歳

ケンタッキー州レキシントンのウルフランファームで生まれた牡馬である。父インテントサンフアンカピストラーノハンデキャップを連覇した競走馬、母マイレシピは5戦して未勝利に終わった繁殖牝馬であった。

生後しばらくして、メリーランド州の服飾製造業者であったハリー・アイザックスの所有となり、彼の持つブルックフィールドファームに移され、そこで幼少期を過ごした。

2歳になった1958年、インテンショナリーはブルックフィールドファームと縁の深いエディー・ケリー調教師に預けられて競走馬となった。デビュー戦となったガルフストリームパーク競馬場の一般戦を勝ち、その後ステークス競走を含めてデビューから3連勝を飾っている。インテンショナリーはこの年11戦して5勝を挙げ、そのうち2戦は東海岸における2歳牡馬路線の主要競走であるフューチュリティステークスとピムリコフューチュリティステークスでの勝利である[1]

特にフューチュリティステークスでは当時無敗の7連勝中であったファーストランディングが1番人気で出走していたが、インテンショナリーはこれをウィリー・シューメーカー騎乗のもと、トラックレコードに近いタイムの接戦を制して1馬身差で勝利した[2]。後2戦ではファーストランディングに敗れたものの、その競走で与えた敗戦は、2歳時のファーストランディングにとって唯一のものであった。

3歳

1959年、インテンショナリーは4月のジャマイカ競馬場で行われた一般戦を初戦に選び、ここを6馬身半差をつけて快勝した。しかしアメリカクラシック競走の前哨戦にあたるウッドメモリアルステークスで穴馬マネッサモーラーに大きく敗れる4着に終わった。

この敗戦を受けて、インテンショナリーの陣営はクラシック三冠路線への参加を取りやめる決断を下し、今後の出走予定をマイル路線へと転向させた。この判断は功を奏し、当時の3歳短距離・マイル路線における主要競走であったウィザーズステークスジェロームハンデキャップなどに優勝している。

この年、インテンショナリーは9戦して5勝の成績を残し、そのうちの1戦ウォーレンライトメモリアルステークスではワシントンパーク競馬場のトラックレコード、およびダート8ハロンの世界レコードとタイ記録となる1分33秒20のタイムを叩きだして優勝している。これらの戦績が評価され、同年のアメリカ最優秀スプリンターとして選ばれた。

古馬時代

4歳シーズンは脚部不安によって前半をすべて休養に費やしており、6月29日まで競馬場に出てくることがなかった。しかしこの年もトボガンハンデキャップとエクイポイズマイルハンデキャップで優勝し、競走能力に遜色がないことを証明した。

その後もインテンショナリーは6歳まで競走生活を続けたが、5歳(1961年)の秋頃に馬主のアイザックスは、ウィリアム・L・マクナイト(タータンファーム代表)を筆頭としたシンジケートにインテンショナリーを売却している。これにより調教師もケリーから、ドクターフェイガーなどの調教師として知られるジョン・A・ネルードに変更された。

6歳シーズンは2月までの3戦のみであったが、勝った2戦は後の殿堂馬キャリーバックを破ってのもので、特に最後の競走となったセミノールハンデキャップでは同馬を8馬身後方に置いての圧勝であった。これをもって競走馬を引退し、マクナイトの持つタータンファームズにて種牡馬となった。

引退後

代表産駒として名の挙がる馬に、種牡馬入り2年目の世代から出た牡馬インリアリティがいる。同馬は2歳時からピムリコフューチュリティステークスに優勝、その後メトロポリタンハンデキャップなどの勝鞍を挙げている。また、種牡馬としても成功し、インテント系父系の主流を形成した。

また、1966年に生まれた牝馬タウィーは短距離路線で大活躍し、後年にアメリカ殿堂馬として選定されている。そのほか、メトロポリタンハンデキャップなどに勝ったテンタム(1969年生・牡馬)、ジョッキークラブゴールドカップなどに勝ったグループプラン(1970年生・せん馬)といった産駒がいる。

1971年にはアメリカサイアーリストの3位にランキングされるなど、インテンショナリーは種牡馬としてそれなりの成功を収めたと評価された。その活躍は、タータンファームズのあったフロリダ州の競馬産業の存在を広く知らしめ、その活性化に一役を買った。

1970年心不全で死亡、22歳であった。その遺骸は牧場内に葬られ、現在はウィンディングオークスファームの一角に置かれている。

評価

主な勝鞍

※当時はグレード制未導入

1958年(2歳) 11戦5勝
フューチュリティステークス、ピムリコフューチュリティステークス、タイロステークス
2着 - シャンペンステークス、グランドユニオンホテルステークス、ワールズプレイグラウンドステークス
1959年(3歳) 9戦5勝
ウィザーズステークスジェロームハンデキャップ、ウォーレンライトメモリアルステークス、デラウェアバレーハンデキャップ
2着 - ゴーサムステークス
1960年(4歳) 4戦2勝
トボガンハンデキャップ、エクイポイズマイルハンデキャップ
2着 - アケダクトハンデキャップ
1961年(5歳) 7戦4勝
スポートページハンデキャップ、クェーカーシティハンデキャップ
2着 - トレントンハンデキャップ
1962年(6歳) 3戦2勝
パームビーチハンデキャップ、セミノールハンデキャップ

年度代表馬

  • 1959年 - アメリカ最優秀スプリンター

血統表

インテンショナリー血統(インテント系(マンノウォー系)/Fair Play 4x4=12.50%、 Fairy Gold 5x5x5=9.38%、 Rock Sand 父内5x5=6.25%) (血統表の出典)

Intent
1948 栗毛 アメリカ
父の父
War Relic
1938 栗毛 アメリカ
Man o' War Fair Play
Mahubah
Friars Carse Friar Rock
Problem
父の母
Liz F.
1933 栗毛 アメリカ
Bubbling Over North Star
Beaming Beauty
Weno Whisk Broom
Rosie Ogrady

My Recipe
1947 鹿毛 アメリカ
Discovery
1931 栗毛 アメリカ
Display Fair Play
Cicuta
Ariadne Light Brigade
Adrienne
母の母
Perlette
1934 鹿毛 アメリカ
Percentage Midway
Gossip Avenue
Escarpolette Fitz Herbert
Balancoire F-No.5-j


備考

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