いっ‐ぽん【一▽品】
いっ‐ぽん【一本】
読み方:いっぽん
1 細長い物一つ。また、電話・手紙などについてもいう。「—の便りもない」→本(ほん)
2
3 柔道・剣道などで、完全に技が一つ決まること。柔道では投げ技のほか、押さえ込みで20秒が経過した場合、絞め技や関節技で相手が「参った」と言った場合など。
4 《3から転じて》相手をやり込めること。「これは一本取られたな」
5 (名詞に付いて)そのことだけに、目標や態度などを絞ること。いっぽんやり。「芸—に生きる」「進学—にしぼる」
6 それ一つだけで独立しうる状態であること。特に、一人前になった芸者。→半玉(はんぎょく)
8 銭100枚をつないだ銭差(ぜにさし)一つ。一文銭で100文、四文銭で400文。
「—づつも取らねば勘定に合ふもんぢゃあねえ」〈黄・即席耳学問〉
「おのれが弟の伝三郎、今迄おのれら—と思ひしに」〈浄・卯月の紅葉〉
[アクセント]1・3〜8はイッポン、2はイッポン。
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