アメリカンフットボールと比較した場合の相違点について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 19:41 UTC 版)
「フラッグフットボール」の記事における「アメリカンフットボールと比較した場合の相違点について」の解説
試合の人数について フィールド内でプレーする選手の数は、1チーム5人である。(アメリカンフットボールは1チーム11人で行う) 身体接触の禁止について 基本的に相手チームの選手との接触は禁止されている。ボールを保持しない選手の移動の邪魔をするようなプレーも原則としては禁じられている。 「フラッグ」と装具について 競技名にも付けられているが、選手は腰の左右に「フラッグ」と呼ばれる布を付け、これを相手選手に取られる、あるいは外れた時点でタックルされたことになる。 このフラッグを腰に付ける他は、ヘルメット・プロテクターなどのような特別な用具は身につけない(大会等で、ユニフォームやシューズ等に制約がある場合はある。安全面の配慮からヘッドギアやマウスピースの着用を推奨する)。 試合時間について アメリカンフットボールはバスケットボールのようにプレーごとに計時するが、フラッグフットボールはサッカーのように試合開始から時間を止めないで進行する フィールドについて アメリカンフットボールでは、両チームのゴールラインの間は100ヤードであるが、フラッグフットボールではゴールラインの間は20~40ヤード等である。 エンドゾーンはアメリカンフットボールと同じく10ヤードずつ フィールドの長径はアメリカンフットボールは120ヤードだが、フラッグフットボールは40~60ヤード フィールドの横幅(サイドライン間の距離)はアメリカンフットボールは53ヤード1フィートだが、フラッグフットボールでは25~30ヤード フィールドゴールは無いのでゴールポストは無い ファーストダウンについて アメリカンフットボールでは4回の攻撃(ダウン)で10ヤード以上前進すると攻撃権を更新(ファーストダウンの獲得あるいは更新)出来るが、フラッグフットボールでは4回の攻撃(ダウン)でタッチダウンすることを目指す。 詳しい内容についてはルールについてを参照 パスラッシュ、ブリッツについて フラッグフットボールでは、身体がぶつかり合うようなプレーは禁止されているので、攻撃側のパスを投げる選手を守る選手(アメリカンフットボールでいうところの「オフェンスライン」)がいない。従って守備側の選手がパスラッシュに行くのが非常に簡単になってしまうため、パスラッシュ(ブリッツ)することが出来ない。 これについても詳しい内容はルールについてを参照 ランプレーの制約について 攻撃側のクォーターバック(最初にスナップを受け取った選手)が、そのままボールを保持してスナップ地点(プレビアススポット)より前進することは出来ない。 ゴールライン(ハーフライン)の手前5ヤード以内をノーランニングゾーンと言い、ノーランニングゾーンから攻撃を行うときは、攻撃側の全ての選手はランプレーを行うことは出来ない。 危険な身体接触プレーが発生するのを避けるためである スクリメージ後方でのボール保持の制約について クォーターバックがボールを続けて保持し攻撃側が無制限に時間を消費することが出来ないよう、攻撃チームはスナップから7秒以内にボールをスナップ位置より前方に進めなければならない。 7秒以上スクリメージ後方でボールを保持してしまった場合は反則となる。 フラッグフットボールでは、他の選手が保持しているボールをはたいたり掻き出すようなプレーは禁じられている(クォーターバックが投げようとしているボールをはたく、ランナーやパスレシーバーが確保したボールを掻き出したり奪おうとするなど)。従ってフラッグフットボールにおいてはランプレーを選択した場合、インターセプトやファンブルなどで攻撃権自体を喪失することはほぼ無い(ヤードをロスしたり、ファーストダウンを更新できずに攻守交代となることは当然ある)。
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