アマニ・ディオリとは? わかりやすく解説

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アマニ・ディオリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 06:14 UTC 版)

アマニ・ディオリ
Hamani Diori

アマニ・ディオリ(1968年撮影)

任期 1960年11月10日1974年4月15日

ニジェール共和国
第1・3代 外務大臣英語版
任期 1960年11月10日1963年
1965年1967年
大統領 アマニ・ディオリ(兼務)

任期 1960年8月3日1960年11月10日

任期 1958年12月18日1960年8月3日

任期 1946年11月28日1951年7月3日
1956年1月19日1959年7月15日
1965年9月30日1967年4月14日

出生 1916年6月6日
ニジェール植民地 スドゥレ英語版
死去 (1989-04-23) 1989年4月23日(72歳没)
モロッコ ラバト
政党 民主社会主義抵抗連合英語版
ニジェール進歩党英語版
受賞
配偶者 アイシャトゥ・ディオリ英語版
(1945年 - 1974年)
子女 アブドゥライエ・アマリ・ディオリ英語版
(1945年 - 2011年)
親族 ジボ・バカリ(従弟)
宗教 イスラム教

アマニ・ディオリフランス語: Hamani Diori, 1916年6月6日 - 1989年4月23日)は、ニジェール政治家。ジェルマ人。ニジェール共和国初代大統領(在任: 1960年11月10日 - 1974年4月15日)。

人物

1916年、当時のフランス領ニジェール植民地の首都ニアメ近郊の村で生まれる。セネガルダカールにある教員養成校で学び、ニジェールで教鞭をとった後、パリへと渡った。1946年、ニアメで校長を務めていたとき、ニジェール進歩党(Parti progressiste nigérien、PPN)を結成し、党首に就任。アフリカ民主連合に加盟し、そのニジェール支部として親仏的な政策を掲げ、従兄弟である社会主義者ジボ・バカリのニジェール民主同盟と対立した。

1958年フランス第五共和政が成立し、ニジェールに自治政府が誕生すると、ディオリは自治政府首相に就任し、1959年にはバカリを亡命させた。

1960年、ニジェール独立とともにディオリは初代大統領に就任した。ディオリはセネガルのサンゴールらとともにフランコフォニー国際機関の設立に尽力するなど、親仏的立場を取りながら外交で成果を挙げたが、国内ではPPNの一党支配を敷いてバカリのサワバ党など他党派を弾圧し、また経済面でも経済運営に失敗し、国民の不満は募っていった[要出典]

1974年にはサヘル地帯で大旱魃が置き、国内の家畜の60%にあたる約100万頭の家畜が失われ、また2年間皆無作が続いたため、ニジェール経済は疲弊した。さらに救援物資の横流しや対策の失敗が問題となり、1974年4月15日セイニ・クンチェ国軍総参謀長がクーデターを起こし、ディオリ政権は崩壊した。ディオリは6年間投獄され、1980年に出所した後も1987年まで自宅軟禁におかれた[要出典]

自宅軟禁が解かれた後、ディオリはモロッコに移住し[要出典]、1989年4月23日にラバトで息を引き取った。

関連項目

公職
先代
(創設)
ニジェール共和国大統領
初代:1960年 - 1974年
次代
セイニ・クンチェ
先代
Adamou Mayaki (en)
(創設)
ニジェール共和国外相
第3代:1965 - 1967年
初代:1960年 - 1963年
次代
Abdou Sidikou (en)
Adamou Mayaki (en)
先代
(創設)
ニジェール自治政府首相
初代:1958年 - 1960年
次代
(廃止)




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