アヘッド式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/29 17:17 UTC 版)
スレッドレス式とも呼ばれる。マウンテンバイクから広まった方式で、現在はロードバイクなどでもこの方式が主流である。ステアリングコラムをヘッドパーツの上ワンから上に突出させ、スレッド式より太いステムをコラムの外側に被せて固定する。ステムのコラムクランプ部の下端とフォークのクラウン上面でヘッドを挟む格好になる。必然的にステムはコラムの長さより高くはできない。ステム高調整にスペーサーを入れることもある。また玉あたり調整のためにステアリングコラムの中にアンカーナットと呼ばれるナットを圧入することが多い。 シンプルな構造なのでメンテナンスがしやすく、また軽量で高剛性といった利点がある。ただし、ハンドル高の調節がステアリングコラムの長さによって制限される点やフォーク単体で固定できない点、またヘッド部のガタが出やすいなどの欠点がある。
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アヘッド式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/19 05:15 UTC 版)
「フロントフォーク (自転車)」の記事における「アヘッド式」の解説
アヘッド式はステアリングコラムをヘッドパーツ上へ突出させて直接ステムで固定するというもの。上下の軸受けの内輪をクラウンとステムで挟む形になる。したがってステムを緩めるとベアリングの玉あたりも緩む。単純で整備性がよく(レンチ一本で調整できる)、また軽量なのが特徴。現在大手メーカーから販売されている完成品競技用自転車の多くがこの方法を採用している。ここ近年ヘッドパーツをフレームのヘッドチューブ内にオフセットしたり、軸受けを直接フレーム内に置いてヘッドパーツを省略した「インテグラルヘッド」と呼ばれるかつては超高級車にだけ用いられたアヘッド方式も一般的に普及してきている。 またアヘッド式のサスペンションフォークのうち、ヘッドチューブを挟み上下に二つのクラウンを持つ固定方法を持つものをダブルクラウンフォークと呼ぶ。トラベル量(ストローク量)の多いサスペンションに多く主にダウンヒルバイクに使われる。オートバイでは一般的。必然的にクラウンとレッグの固定はボルト留めである。上部クラウンにステムが直付けされるものもある。
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