アシアナ航空と韓国政府の対応
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「アシアナ航空162便着陸失敗事故」の記事における「アシアナ航空と韓国政府の対応」の解説
この事故を受けアシアナ航空は、対策本部を設置するとともに、翌15日未明に役職員37名で構成される「事故収拾班」を広島空港に派遣した。また韓国国土交通部も、今回の事故に対する調査権限はないものの、原因究明に協力するためとして、韓国の航空・鉄道事故調査委員会(ARAIB)から8名の調査員を派遣することを表明した。広島空港は事故により滑走路が閉鎖されていたため、アシアナ航空職員37名と国土交通部の調査団8名は同社のソウル発福岡行き特別便にて日本へ派遣された。 2013年7月に発生したアシアナ航空214便着陸失敗事故をうけて、アシアナ航空は安全管理体制を強化するため、安全保安室長を担当する副社長として2013年12月1日付に招聘任命された全日本空輸(ANA)出身の山村明好が4月16日に広島空港内で会見し、「あってはならない事故。心よりおわび申し上げます」などと謝罪し、事故当時に操縦していたのは韓国人機長で事故当時の視界について「着陸可能だったと聞いている」として、「視程が現在の段階では着陸可能なミニマム以上の視程であったと聞いています。進入角度が規定されてまして、進入角度によりますと正常ではなかった」とし、航空機が滑走路に進入した角度は正常ではなく低かったと説明した。 4月17日、太田昭宏国土交通大臣は韓国の航空当局に対しアシアナ航空の安全運行について適切な監督を要請し、アシアナ航空に対し「極めて残念で非常に重大な事態と認識している」と述べ、原因究明と、再発防止策を報告するよう求めた。また、同じ4月17日には来日したアシアナ航空社長の金秀天が広島県庁を訪問して高垣広徳副知事と面会し、「お客様や関係者にご迷惑をかけ、申し訳ありませんでした」と謝罪し、「安全を確保したうえで、5月1日以降に広島便の運航を再開する予定」と述べ、「広島との深いつながりを感じている。安全には万全を期す」と語った。
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