アサインメントとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 映画作品 > アサインメントの意味・解説 

アサインメント

読み方あさいんめんと
【英】: assignment

一般に権利もしくは権益移転ないし譲渡をアサインメントという。
transfer, alienation, conveyance, demise, grant などの用語と同義
米国石油・ガス法(慣習法)の下における石油・ガスリース契約においてはレッシーおよびレッサーがそのリース上の権益全部または一部第三者譲渡する権能有することを明示的に規定する条項を含むことが普通である。レッサー土地所有者)がレンタルないしロイヤルティ受け取りなどのリース上の権益第三者譲渡する場合については、アサインメント条項所有権変更レッシー通告する規定置かれ、またそれがレッシー義務増加し、あるいは権利減少させる効果持たない旨を定めるのが通常である。リース権者レッシー)のリース上の諸権利第三者への譲渡については、リース契約中にレッシーは、本リース全部または一部を、レッサー同意なくして譲渡することができない」旨が規定されるのが普通である。レッシーによるアサインメントにより、リース並びにそれに伴うレッシー義務は被譲渡人アサイニー)に移転しレッサーアサイニーとの間に新たにレッサーレッシーとの関係が発生する一般にリース契約にはアサインメント条項含まれるのが通例だが、明記条項がなくても、譲渡禁止条項なければ当該リース上の諸権利譲渡しうる、と判定されている。レッシーがアサインメントによって譲渡しうる権益次の 6 種類分類される
(1) 一切留保なしにリース上の権益全部譲渡
(2) 操業コスト負担伴わない権益例えオーバーライディング・ロイヤルティ権益留保して、その他一切権益譲渡
(3) 不可分権益(undivided interests)の譲渡による部分的アサインメント。
(4) 地層深度による部分的アサインメント。
(5) リース対象となっている生産物のうち特定の生産物に関する部分的アサインメント。
(6) リース対象となっている土地一部に関する部分的アサインメント。
リース権者レッシーでありアサイナー)と被譲渡人アサイニー)との間ではアサインメント契約結ばれて移転される権益内容移転にあたって条件とそれに伴って生じ両者権利義務などが規定されるが、契約の名称にかかわりなく、法的にはそれがアサインメントなのかサブリースなのか、という問題がある。基本的にリース権者が、リース上の不動産を全リース期間についてそっくりそのまま第三者移転する場合はアサインメントであり、そうでない場合、すなわちリース権者リース立脚するなんらかの経済的利権留保したうえでの部分的権益移転みなされる場合サブリースとするのがコモン・ロー原則である。
サブリース場合には元のリース付与者(レッサー)とリース権者レッシー)との間のリース契約生きており、前者サブリース権者(サブレッシー)との間には契約関係(privity of contract)も不動産保有関係も発生せずレッサーはサブレッシーに対して直接リース上の責任追求できないことになる。
具体的には、上記の 6 種の権益譲渡のうち、(1) はアサインメント、(2)サブリースである。(3)(6) は、譲渡した部分についての石油・ガスリース上の権益無条件譲渡されればアサインメントであるが、(3)場合に、アサイナーすなわち元来レッシーが、アサイニーに、元来リース契約にない坑井掘削義務新たに課すいわゆるファーム・アウト合意がついていれば、これはサブリース契約であると見なされる




アサインメントと同じ種類の言葉


固有名詞の分類

このページでは「石油/天然ガス用語辞典」からアサインメントを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からアサインメントを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からアサインメントを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アサインメント」の関連用語

アサインメントのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アサインメントのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JOGMECJOGMEC
Global Disclaimer(免責事項)
本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、 機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。 また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。 したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。 なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
※Copyright (c) 2024 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS