ボランティア活動(ぼらんてぃあかつどう)
1995年の阪神大震災をきっかけにして、ボランティア活動への関心が高まりつつある。ボランティア白書(1995年度版)によると、「個人が自発的に決意・選択し、人間の持っている潜在的能力や日常生活の質を高め、人間相互の連帯感を高める活動」と定義されている。
ボランティア活動の範囲は、災害復旧の手助けから地域の福祉活動まで、多岐に及んでいる。1998年に成立した特定非営利活動促進法(通称NPO法)は、民間のボランティア団体に法人格を与え、その活動を支援している。
また、ボランティアに関する情報は、各自治体が設置するボランティアセンターで提供されている。
国連総会は、2001年を国際ボランティア年とすることを決定した。これは日本の発案で、1994年の総会において満場一致で採択されたものである。
現在、学校教育の場でボランティア活動を義務付けようとする動きがあり、その意義について議論されている。福祉社会の実現に向けて、制度を整備するだけでは終わらずに、一人ひとりの自発的な行動が不可欠であると言えるだろう。
(2000.12.23更新)
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