ほかの爆弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 02:44 UTC 版)
「ロサンゼルス・タイムズ爆破事件」の記事における「ほかの爆弾」の解説
10月1日(土曜日)午前に、ゼーハンテラールのメイドが、ベッドルームの窓の下の茂みの後ろに包みを見つけた。通報を受けて駆けつけた警察により、爆弾の不発化処理が行われた。機械時計のぜんまいがきつく巻かれすぎた結果、時計に遅れが生じ、セットされた時間通りに爆弾が爆発しなかった。不発化された爆弾は、爆弾犯の手口に関する貴重な手がかりを含んでおり、捜査班はダイナマイトを仕掛けた者を特定することが出来た。 オーティス宅の管理人は、ゼーハンテラールの爆弾のことを聞き、オーティスの家屋のまわりを調べることを決めた。彼は、張り出し窓のしたのいくつかの茂みの後ろに革のスーツケースを見つけた。また警察が到着し、スーツケースを家屋から持ち去り、広々した場所に出した。スーツケースを切り開いている間、目覚まし時計がスーツケースの中で鳴動したため、警察は爆弾が爆発する直前に安全な場所に走りのがれた。捜査官らは、ゼーハンテラールの時と同様に、機械時計のぜんまいがきつく巻かれすぎたために爆発が遅れた、と推理した。 ロサンゼルス・タイムズビルの爆発事件のその夜に、ロサンゼルス・タイムズの補助建屋(auxiliary building)で侵入未遂事件と伝えられることがあって、2人の男が1人の警備員に追い払われた。この事件は初めは、別の爆破未遂事件であると推定された。 ロサンゼルス市内のアイアン・ワーカーズ・ストライキ委員会と、アメリカ労働総同盟会長サミュエル・ゴンパーズは、ただちに爆破事件を非難し、どの労働組合あるいは個人も責任があるはずがない、と主張した。
※この「ほかの爆弾」の解説は、「ロサンゼルス・タイムズ爆破事件」の解説の一部です。
「ほかの爆弾」を含む「ロサンゼルス・タイムズ爆破事件」の記事については、「ロサンゼルス・タイムズ爆破事件」の概要を参照ください。
- ほかの爆弾のページへのリンク