ほかの数との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/12 02:35 UTC 版)
「プラクティカル数」の記事における「ほかの数との関係」の解説
有名な整数からなるの集合は、プラクティカル数のみから構成できることがある。 上記の性質から、 プラクティカル数 n とその約数 dに対して、ndもプラクティカルであるため、2のべき乗の6倍と3のべき乗の6倍はプラクティカル数である。 すべての2のべき乗はプラクティカル数である。。 2のべき乗は素因数分解により上記の必要条件を満たし、p1=2も満たす。 すべての偶数の完全数は、プラクティカル数である。偶数の完全数は 2n-1(2n-1)の形である結果から導ける。素因数分解の奇数部分は偶数部分の約数の和である。従って、偶数の完全数はプラクティカル数である。 すべての素数階乗 (最小のi個の素数の積)はプラクティカル数である。1つめの素数階乗の2と2つめの素数階乗の6はプラクティカル数である。それ以降の素数階乗は素数 pi と素数階乗の積であり、つまり2と次の最小の素数でpi-1で割り切れる。ベルトランの仮説により、pi<2pi-1が成り立つので、次の素因数は前の素数階乗の約数よりも小さい。同様に、すべての素数階乗はプラクティカル数である性質を満たし、平方因子も含まない。 素数階乗を一般化し、最小の k 個の素数の累乗の積もプラクティカル数である。これはシュリニヴァーサ・ラマヌジャンの高度合成数(自然数のうち、それ未満のどの自然数よりも約数が多いもの)や階乗も含む。
※この「ほかの数との関係」の解説は、「プラクティカル数」の解説の一部です。
「ほかの数との関係」を含む「プラクティカル数」の記事については、「プラクティカル数」の概要を参照ください。
- ほかの数との関係のページへのリンク