能囃子方笛
名称: | 能囃子方笛 |
ふりがな: | のうはやしかたふえ |
芸能工芸区分: | 芸能 |
種別: | 能楽 |
認定区分: | 各個認定 |
指定年月日: | 2009.09.02(平成21.09.02) |
解除年月日: | |
指定要件: | |
備考: | |
解説文: | 能の器楽的要素を担当する囃子【はやし】には笛【ふえ】、小鼓【こつづみ】、大鼓【おおつづみ】、太鼓【たいこ】がある。 笛は能管【のうかん】ともいい、雅楽の竜笛【りゅうてき】から変化したものと考えられている。他の打楽器と協力して器楽を奏したり、謡の中にアシライを吹いたり、唯一の旋律楽器として重要な働きをする。西洋音楽や祭囃子の横笛と違って、時おり強くひしぐような音になったりするなど、能独特のものである。 下唇の下のくぼみに歌【うた】口(吹口)をもって来て、下唇で歌口を半分おおい、息を歌口の向こうのかどへ吹きつけるようにして音を出し、指穴の開閉で音の高さを変えて奏するが、元来音高を正確に定めて作っていない楽器なので、それを補正して所期の音を出すために様々な技法がある。 なお、笛方には現在一噌・森田・藤田の三流がある。 |
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