刀剣研磨
名称: | 刀剣研磨 |
ふりがな: | とうけんけんま |
芸能工芸区分: | 工芸技術 |
種別: | 金工 |
認定区分: | 各個認定 |
指定年月日: | 1975.04.23(昭和50.04.23) |
解除年月日: | |
指定要件: | |
備考: | |
解説文: | 刀剣類の研磨については、古く、「延喜式」兵庫寮の造刀次第にも見られる。帯刀が禁止された明治期には日本刀が美術工芸品として見直され、その後、本阿彌平十郎成重【ほんあみへいじゆうろうなるしげ】によって刀剣の特性に適った現代的な研ぎが完成された。研磨の目的は、刀剣類の地鉄、刃文の美しさ、刀工の個性を引き出すことにある。工程の要点は、刀身の姿(体配【たいはい】)、肉置【にくおき】を整形すること及び地鉄の色合い、肌模様【はだもよう】を研ぎ出す点にある。工程は、荒研【あらとぎ】から下地研【したじとぎ】へと進み、最後に棟及び鎬地【しのぎじ】に磨きをかけ、帽子をナルメながら美術刀剣を生み出すものである。 |
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