つき手か、かばい手かとは? わかりやすく解説

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つき手か、かばい手か

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 08:31 UTC 版)

琴ノ若晴將」の記事における「つき手か、かばい手か」の解説

2004年7月場所中日結びの一番は、歴史に残る一番となった全勝横綱朝青龍が、それまで1勝しかしていなかった幕内最年長琴ノ若の上投げ裏返しにされた。このとき朝青龍ブリッジ体勢でこらえながら、琴ノ若廻し最後まで放さなかった。 一方、「すでに朝青龍死に体」と判断した琴ノ若は、横綱の上倒れて危ないので手を着いたその手が、朝青龍落ちるより一瞬早く土俵着いた。「かばい手」と見た木村庄之助軍配琴ノ若上がったがすぐに物言い付いた。3分15秒にわたる審判団協議結果朝青龍の体が落ちるのと、琴ノ若左手が「つき手」と見なされ、それが同時見て取り直しとなってしまった。 取り直しの一番では、朝青龍豪快な切り返しで8連勝飾った。しかしこの一番で死に体解釈をめぐり、審判団解釈紛糾した琴ノ若の手明らかに早く着いてはいたが、「生き体」ならば朝青龍、「死に体」ならば琴ノ若の勝ちになる。結局審判団意見分かれ取り直しにするしかなかった」という同体判定にされてしまう。さらに取組後のインタビュー琴ノ若は「あれは『つき手』でなく『かばい手』だった。はっきり勝負着いていたから手をついたまで。あのまま横綱の上倒れこんでいっても良かったのだ。取り直しになるのなら『死に体』なんて制度無くした方が良い」と憤慨しつつ語ったであった中継後、NHKには数十件以上の電話があり、殆どが「朝青龍は既に死に体で、琴ノ若勝っていた」との抗議だったという。 それから3日後の11日目琴ノ若玉乃島対戦琴ノ若左上手を取られ玉乃島は、浴びせ倒し敗れた。なおその一番で玉乃島崩れていく時、琴ノ若朝青龍戦と同じように手を着いて玉乃島の体をかばっていた。玉乃島取組後「琴ノ若関が手を着いてくれなかったら自分は大ケガをしていただろう」と、その琴ノ若気づかい感謝していたという。

※この「つき手か、かばい手か」の解説は、「琴ノ若晴將」の解説の一部です。
「つき手か、かばい手か」を含む「琴ノ若晴將」の記事については、「琴ノ若晴將」の概要を参照ください。

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