その他の旧ソ連諸国の軍服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 01:22 UTC 版)
「軍服 (ロシア・ソ連)」の記事における「その他の旧ソ連諸国の軍服」の解説
中・東欧の軍服も参照。 ロシア以外の旧ソ連諸国の軍服のうち、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン等のCIS諸国では旧ソ連との連続性(ロシア軍との共通性)が強い。他方、ソ連への併合に対する反感が根強かったバルト三国(リトアニア、ラトビア、エストニア)等では独自色の強い軍服が採用されている。かつてロシア軍と似たデザインであったウクライナも、ロシアとの紛争を経て西側諸国に近いデザインに刷新された。コーカサスの国ではアルメニアの軍服はロシア軍との共通性が強い軍服であるが、アゼルバイジャンではトルコ軍に近い軍服が近年になり採用されグルジアでは米軍式の軍装が取り入れられつつある。これはコーカサス三国同士およびロシアとの歴史的、宗教的、政治的な関係、対立、背景が影響している。また旧ソ連諸国ではないが軍服や階級制度などが共通したものであったモンゴルにおいても米軍の軍装に近い軍装となったが依然としてロシア軍と共通性の高い軍服を採用している。 ソ連崩壊直後のCIS軍隊では、ロシア軍同様に多量に余ったソ連時代の軍装品が使用され続けた一方で、ウズベキスタン軍など中央アジアの軍隊では東ドイツなど第三諸国の余剰軍装品も他国から供与され使用された。このように近隣諸国軍には旧ソ連時代からの迷彩服が多く残っており、南オセチア紛争では敵味方を識別するためロシア兵が腕に白色の布を巻いて行動した。
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