その他の日用品など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 17:29 UTC 版)
蛍光灯や水銀灯などでは、水銀蒸気が電子放出物質として使用されている。 辰砂は朱色の顔料や岩絵具としても用いられる。ただし、そのまま用いるケースは稀となり、金属水銀から工業的に製造された銀朱(バーミリオン。硫化水銀の一種)が用いられるようになった。この銀朱は、今のところ代替品が見つからないので、銀朱を用いた絵画や工芸品などの修繕・修復に使用されている。 かつては電池(乾電池、水銀電池など)の亜鉛と混合しアマルガム化することによって負極の化学反応抑制用として使用された。現在国内では酸化銀電池、アルカリボタン電池等に使用されているのみである。なお、日本でマンガン電池の水銀が0使用になったのは1991年(平成3年)、アルカリ電池では1992年(平成4年)であり、古い電池の破棄には注意を要する(各市町村の処分方法に従うこと)。 鏡が銅などの金属を磨いて作られていた時代には、鏡の表面にアマルガムを形成させることで鏡研ぎの仕上げとしていた。
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