するがシャトル転用・冷房化改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 10:13 UTC 版)
「国鉄119系電車」の記事における「するがシャトル転用・冷房化改造」の解説
1986年11月1日のダイヤ改正で、113系で運転されていた東海道本線静岡近郊の区間列車「するがシャトル」の増発用に119系の2両編成8本(16両)を転用した。この転用を前に改造工事が施され、AU75E形による冷房化改造や車体の塗装変更、パンタグラフの交換などが行われた。 車体塗装は、白色地(クリーム10号)と濃い赤色(赤1号)による専用塗装に改められた。白地に赤色のラインを配し、正面貫通扉に富士山をイメージした3本の線が入り、側面に「SS」のロゴが入れられた。 冷房化改造では国鉄標準型の集中式冷房装置のAU75E形を用い、冷房電源は485系サシ481形などの食堂車の廃車発生品である70kVAの電動発電機がクハ118形に装備された。クモハ119形の20kVAの電動発電機は存置された。運行開始当初は冷房改造が間に合わないものがあり、1986年度内に順次冷房の搭載が行われた。集電装置はPS23A形から一般形のPS16形に交換した。 1989年9月末に静岡地区の運用から撤退し、再び飯田線に復帰した。その後、I編成を経て、2002年3月の大垣転属時に、E編成に変更された。
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