くりはら田園鉄道時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 13:53 UTC 版)
「くりはら田園鉄道」の記事における「くりはら田園鉄道時代」の解説
気動車 KD95形気動車(KD951 - 953)電気運転を廃止し内燃動力に移行した際に3台が新製された富士重工業製の車体長16 m級の軽快気動車 (LE-DC) 。同じく鉱山鉄道を前身に持つわたらせ渓谷鐵道のわ89-300を参考にして設計された。第三セクター化の際に嵩上げされたホーム高に合わせた車体設計のため、乗降扉の足元の位置はやや高めで、逆に扉下段差(ステップ)の高さは極力抑えられている。内装に宮城県産木材を多用するなど凝った作りである。ワンマン対応。3両共に現存し、951と953は定期的に動態保存活動を行っていて、952は線路が分断された旧車庫内に静態保存されている。(#動態保存を参照) KD10形気動車(KD11・12)元名鉄キハ10形15・16。朝の通学客対策のため1995年に名古屋鉄道から転入し、同年8月6日より営業運転を開始したが当初は予備車に近い扱いであった。晩年にはその通学客も激減して2両で運行する必要性が無くなったため、2005年春以降は定期運用を失った。ワンマン対応工事は最後まで行われなかった。ちなみにこの気動車は、名鉄の閑散線区の電化を廃してコストダウンを図るために製造された物で、その意味ではKD95形と似た生い立ちを持つと言える。KD11が若柳駅にて保存され、動態保存活動に使用されている。
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