ぎんおとめ【ギンオトメ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10963号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ぎんおとめ よみ:ギンオトメ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岩手県 | |
品種登録者の住所 | 岩手県盛岡市内丸10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 菅原浩視、畠山均、佐々木力、扇良明、小田中浩哉、漆原昌二、仲條眞介、橋真博、橋伸夫、小綿寿志、中野央子、中西商量、上野剛 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「秋田酒44号」に「東北141号(後の「こころまち」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岩手県北上市)における成熟期は早生の早、稈長がやや短 、穂長が中、千粒重が大の醸造用の水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度はやや立、葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度は中である。穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は稀、芒長は極短である。玄米の形はやや円、大小はやや大、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや良、心白の多少はやや少、大小はやや小、水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳である。出穂期及び成熟期は早生の早、障害型耐冷性、穂発芽性及び耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや強である。「たかねみのり」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、心白が出ること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、iであること等で、「美山錦」と比較して、稈長及び穂長が短いこと、穂数が多いこと、出穂期及び成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に岩手県立農業試験場(現岩手県農業研究センター、北上市)において、「秋田酒44号」に「東北141号(後の「こころまち」)」を交配し、その雑種第4代を個体選抜、以後、系統育種法により選抜、固定を図りながら特性検定試験及び生産力検定試験を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
ぎんおとめ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
1990年、都道府県による開発。同県農業研究センターにて1990年に秋田酒44号/こころまちを交配、2003年に品種登録。
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