あいちトリエンナーレ2019
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「津田大介」の記事における「あいちトリエンナーレ2019」の解説
2017年8月1日、「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督に選任される。 2019年8月1日、同芸術祭が開幕した。同芸術祭の企画展「表現の不自由展・その後」に対し批判や脅迫が行われたため企画展は中止された。企画展の中止とその後の再開において実行委員会の大村秀章知事と河村たかし名古屋市長の対立が生じ、政治問題にまで発展した。自身も影響を受け、自民党の上畠寛弘神戸市会議員らの抗議により、出席予定だった神戸市の外郭団体「神戸市民文化振興財団」が主催する現代アートに関するシンポジウム(8月18日開催)は中止に追い込まれた。 2020年8月25日、整形外科医の高須克弥と河村が中心となり、大村知事リコール運動の署名活動が開始された。同年8月31日、高須は、「虚偽の情報をツイッターで拡散しリコールに向けた署名運動を妨害した」として、町山智浩、香山リカ、津田の3人を愛知県警に刑事告発した。 さらに高須と河村が率いる「減税日本」所属の名古屋市議3人は同年10月2日、あいちトリエンナーレをめぐり、大村と津田に約3千万円の損害賠償を請求するよう愛知県に求め、名古屋地裁に提訴した。 同年11月7日、高須はがんの病状の悪化が原因として、署名活動を半ばで中止すると発表した。これを受けて津田は同日、Twitterに次のように投稿をした。 中止はいいんですが集めた43万5000人の署名、複数の選管から「同じ筆跡の署名が大量にある」という報告があったり「署名してないのに自分の名前入ってた」という報告も聞こえてきて事実なら健全な民主主義を阻害する大問題なのでメディアはぜひこの件の追加取材お願いします 同年11月8日、高須は津田のツイートに対し、やはりTwitterで「津田くんには僕が不正投票するような人間に見えるか。僕は断じて不正はしない」と抗議した。 2021年2月1日、愛知県選挙管理委員会は提出された約43万5千人分の署名の83.2%が無効との調査結果を発表した。リコールの事務局長を務めていた田中孝博らの関与が判明している。
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