『迷路』の時代とは? わかりやすく解説

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『迷路』の時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 22:57 UTC 版)

つげ義春」の記事における「『迷路』の時代」の解説

それまで単行本しか発行していなかった若木書房雑誌「街」や「影」の成功刺激され1958年雑誌迷路』を創刊11月第1号暗く荒いタッチ傑作おばけ煙突発表、つげによれば、「急に書けなくなったのは『おばけ煙突』を描いた頃から」「いま思うと何で『おばけ煙突』なんて描いちゃたのかなって。」「だから、この『おばけ煙突』で自分の何かが変化あったと思うんですよ。、、、『おばけ煙突』を描いて行きまっちゃったんですよね、」。この当時つげ自身辰己ヨシヒロ松本正彦には惹かれていたというが、生来短編作家ありながら長編作を余儀なくされてきたつげが気心の知れた若木短編描けることになり、それまで漫画常識へのこだわり吹っ切れ描けるがままに描いてしまったが後が続かず今まで常識的なマンガ描きたくなかったということだろう。1959年若木書房の『迷路』にほぼ毎月短編発表するのみで、下宿主人誘われて麻雀かまけていたが、下宿払いは楽で生活でき、執筆本数少なかった。『痛快ブック12月号には、『完全犯罪』という作品次回予告掲載されたが、タイトル先に決められたことでストーリー思い浮かばなかったことや、女性との同棲問題などがあり、締切日を過ぎ断るが「補償金取られる場合がある」と脅されそれ以降締め切り恐怖症となり、その後どこの大手雑誌にも描かなくなる。『迷路』は12月第14号終わり衣替えした『Meiro』の編集関与、『古本と少女』や佳作腹話術師』(1960年2月)を発表白土三平がこの時代のつげを読み評価していたことが、後の『ガロデビューにつながる。

※この「『迷路』の時代」の解説は、「つげ義春」の解説の一部です。
「『迷路』の時代」を含む「つげ義春」の記事については、「つげ義春」の概要を参照ください。

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