『万国公法』の伝来とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 『万国公法』の伝来の意味・解説 

『万国公法』の伝来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 14:35 UTC 版)

万国公法」の記事における「『万国公法』の伝来」の解説

朝鮮半島に『万国公法』がもたらされたのが史料上で明確に確認できるのは、1877年12月17日である(田保1940)。この日花房義質が『万国公法』と『星軺指掌』を朝鮮側寄贈し同時に国際法説明をしている。当時日朝修好条規締結解決できなかった両国公使相互派遣駐在について、日朝間の見解衝突していた。東アジアにおける伝統的な華夷秩序朝鮮では事大体制というが、に留まることを望む朝鮮側条約に基づく国際関係求め日本側では公使派遣めぐって対立していたのである朝鮮側姿勢を少しでも和らげようと花房持ち出したのが『万国公法であった公使交換西欧条約体制下では常識であることを説明するためである。 ただ「万国公法ということばは、1876年12月時点使用されており、韓国研究者の間では花房によってもたらされる以前に、すでに伝来していたと推測する論者もいる(1982金容1999金鳳2001)。 朝鮮もたらされた『万国公法』は、日本経由であれ、直接中国からであれ、それは中国刊行されときのま漢文表記されたものであった朝鮮において知識人は、日本でもそうであるが、漢文読み書き堪能であって文章として理解する上で困難といえるものはなかったのである

※この「『万国公法』の伝来」の解説は、「万国公法」の解説の一部です。
「『万国公法』の伝来」を含む「万国公法」の記事については、「万国公法」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「『万国公法』の伝来」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「『万国公法』の伝来」の関連用語

『万国公法』の伝来のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



『万国公法』の伝来のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの万国公法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS