『サンダ対ガイラ』に登場したサンダ
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全身が茶色の体毛で覆われた巨人。人間に育てられたことから性質は温和であり、人間には危害を加えない。ガイラとは違って照明に近付くため、避難民が明かりを消すか消さないかで混乱するシーンがある。成長後は日本アルプス山中に潜む。人間から攻撃されるガイラを救出して当初は仲間として扱うが、ガイラが人間を捕食したことを知った後は決別する。その後、晴海埠頭でガイラの前に再び出現し、ガイラを説得しようとするが拒絶されたため、戦闘となる。最後は、共に海底火山の噴火に飲み込まれる。 スーツアクター:関田裕 子供のころのサンダ:小宮康弘(声:木下華声) 関田裕はこれが初の怪獣役(スーツアクター)である。ガイラ役の中島春雄は、立ち回りの相手役として関田を高く評価している。ガイラと異なり人間味のある動きが特徴である。 書籍『大ゴジラ図鑑2』では、キャラクターの共通要素から、サンダを『獣人雪男』のカラー版再挑戦であったものと解釈している。また、子供時代のサンダについては、本来は『フランケンシュタイン対地底怪獣』でのフランケンシュタインの子供時代と同様に碧眼の少年であったものと推測している。 造形 デザインは成田亨。 子供時代も含め、頭部造形は利光貞三、胴体は八木勘寿、八木康栄による。「山の怪獣」ということで、体表が松かさ状になっている。全身の毛は麻を使用した。 子供時代のサンダは、演技者の表情を生かした特殊メイクに近い造形となっている。 台本では白い怪物とされていた。
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