「S.F.3.D」と「Ma.K.」の相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 15:35 UTC 版)
「マシーネンクリーガー」の記事における「「S.F.3.D」と「Ma.K.」の相違点」の解説
基本設定とストーリーにおいていくつかの違いが存在する。特に大きく異なるのが主人公コンラート・アムゼルの運命と機械生命体プルートの設定である。 「S.F.3.D」においては、アムゼルは宇宙用S.A.F.Sによるシュトラール軍偵察衛星破壊作戦「ピールバナナ」に参加して無事帰還、一躍英雄になっている。一方「Ma.K.」においては士官学校卒業後にいきなり懲罰大隊に配属されたり、憲兵隊により死刑判決を受けたり、星海国で部下もろとも見殺しにされかけたりと苦難続きである。 月面を支配する機械生命体プルートについては、「S.F.3.D」においては地球独立戦争以前から既に存在し、かつて人類が月に送り込んだ自動機械群が自らの意志を持ちプルートになったという設定であったのに対し、「Ma.K.」においてはシュトラール軍が戦争後期に配備した高度なAIを搭載した自動戦闘機械「ケーニッヒスクレーテ」の暴走がプルートを産み出したという設定に改められており、つまり開戦時にはプルートは存在していなかったことになる。 これらの設定変更を含めて、「Ma.K.」復活後のフォトストーリーは「S.F.3.D」時代に比べて殺伐とした雰囲気の物が多いが、これは現実の戦争の状況がある意味「Ma.K.」の設定に近くなっており(特にシュトラール軍の状況はアメリカのイラク駐留軍と酷似している)そうしたスタンスを取らざるを得ない部分があることが考えられる。またストーリー担当の市村がホビージャパン退社後「梅本弘」のペンネームで第二次大戦に関する著作・翻訳を多く手がけており、その過程で市村の戦争観が大きく変化したためでは無いかとも推測される。
※この「「S.F.3.D」と「Ma.K.」の相違点」の解説は、「マシーネンクリーガー」の解説の一部です。
「「S.F.3.D」と「Ma.K.」の相違点」を含む「マシーネンクリーガー」の記事については、「マシーネンクリーガー」の概要を参照ください。
- 「S.F.3.D」と「Ma.K.」の相違点のページへのリンク