「旅人」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 09:11 UTC 版)
「旅人」となった8051編成西鉄二日市(2014年9月) 8051編成は、2014年(平成26年)に太宰府観光活性化を目的として約3,500万円をかけて観光列車「旅人(たびと)」に改造された。主な改造内容は次のとおり。 外部色は淡いピンク色の麻の葉文様地に太宰府の様々な風物のイラストの組み合わせに変更。 車内の化粧板を各車ごとに異なる和文様柄に変更。 両端の先頭車の最前部(運転台と運転台後部の扉の間)にある座席のモケットをダークブラウン地の梅模様の柄に張り替え。 8053の座席の一部を撤去し、太宰府の土産物などを展示するカウンター、観光リーフレット・チラシ用ラック、記念スタンプ台を設置。 「旅人」の愛称は、奈良時代に大宰帥として大宰府で多くの和歌を詠んだとされる歌人・大伴旅人にちなんでおり、第39代太宰府天満宮宮司の西高辻信良により命名された。 同年3月22日のダイヤ改正に際し運行を開始。9時台始発の福岡(天神)発太宰府行下り急行の運用に就いた後、太宰府線内の普通列車として夕ラッシュ時前まで同線を往復する。2017年8月26日のダイヤ改正により、これらに加えて平日朝夕の福岡(天神) - 二日市・筑紫・小郡間の普通列車にも使用されるようになった(大宰府観光列車「旅人 -たびと-」)。 2017年9月16日に運行を終了し、3000形の新編成に代替された。小郡発福岡(天神)行き急行J100列車としての運行が「旅人」としての最後の営業運行となり、福岡(天神)駅で引継式が行われた。 8053 車内 8053の車端部に設置されているカウンターとスタンプ台 8056の最前部の座席 「旅人」の車内停車駅案内の図
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