「大佐」の語義の諸説とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 「大佐」の語義の諸説の意味・解説 

「大佐」の語義の諸説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 22:46 UTC 版)

ムアンマル・アル=カッザーフィー」の記事における「「大佐」の語義の諸説」の解説

カッザーフィーが「大佐」(العقيد, al-ʿaqīd, アル=アキード。英訳: colonel)と呼ばれている理由については諸説がある。いずれのでも、カッザーフィー敬愛するエジプトガマール・アブドゥル=ナーセル大統領が「陸軍大佐であったからそれに倣った、という点は一致している。 なお、リビア事実上国家元首が軍の中堅幹部階級である「大佐」であることに違和感覚え向きも多い が、リビア建前上は「国家元首」の概念そのもの否定しているのであり、リビア国家元首をあらわす称号が「大佐」だというわけではない。当然ながら、リビア軍には大佐より上の階級将官)も存在し、軍の司令官であり士官学校時代以来カッザーフィー友人であるアブー=バクル・ユーニス・ジャーベル(英語版)は准将(عميد, ʿamīd, アミード)である。 「大佐」はニックネームであるという説 エジプトナーセル地位大佐であったため、自らもニックネームとして大佐名乗ったのが定着した。 また2011年2月23日中日新聞及び東京新聞国際面特派員記事によればカッザーフィー軍籍離れて久しいが、「リビアでは、元軍人敬意を払うため、退役した時の最終階級呼ばれる慣習がある」ため、現在もニックネーム大佐呼ばれているに過ぎないという。 「大佐」は軍事上の階級であるという説 カッザーフィー軍事上の階級はもともと中尉(ملازم أول, mulāzim ʾawwal, ムラーズィム・アウワル)であったが、1969年革命によって、エジプトナーセル倣って儀礼的に大佐昇格したその後も、革命初心忘れないようにということ大佐階級のまま現在にいたっている。在東京リビア人民局(事実上の大使館)はこの説明を採っている。ただし、カッザーフィー自身は「私はもう軍人ではないので『大佐』と呼ばない欲しい」と発言しているという。

※この「「大佐」の語義の諸説」の解説は、「ムアンマル・アル=カッザーフィー」の解説の一部です。
「「大佐」の語義の諸説」を含む「ムアンマル・アル=カッザーフィー」の記事については、「ムアンマル・アル=カッザーフィー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「「大佐」の語義の諸説」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「「大佐」の語義の諸説」の関連用語

「大佐」の語義の諸説のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



「大佐」の語義の諸説のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのムアンマル・アル=カッザーフィー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS