「君の瞳は10000ボルト」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 16:13 UTC 版)
「× ―ペケ―」の記事における「「君の瞳は10000ボルト」」の解説
(きみのひとみはいちまんぼると) 彼氏に対して常軌を逸した振舞いをする女子生徒と、彼女に翻弄される男子生徒の物語。 白鳥 瞳 (しらとり ひとみ) 高校の女子生徒。俊夫と付き合っている(ように見える)。 瞳はかなり冷酷な性格であり、その冷酷さが俊夫に向けられることが多い。俊夫が熱が39度あったために早退しようとしたところ、「私、俊夫君と離れたくないな」と、普段はしない発言をし、俊夫が顔を土気色にして体育の授業に出ている姿を眺めて笑ったりすることも。あるいは、上の学年が卒業する際に、俊夫がいるにも関わらず卒業生から多数のボタンを貰ったり、など。 また、突飛な行動も平気でとる。混雑する場所での待ち合わせに際して、「ちょっぴりハデなカッコで行こうかな」と、周囲に誰も近づかないようなストリートミュージシャンのような服装で踊りながら待ち合わせる、など。自分を追ってくる俊夫をうまく誘導し、自動車にはねさせたり、ボウリングの球を投げ損なったふりをして俊夫にぶつけたりなど、直接的な危害を加えることも。 バレンタインデーには、わざとひどく失敗した手作りチョコレートを贈り、俊夫が食べるかどうか実験したり、別の年には、きちんと作ったものを贈り、俊夫が食べようとする前で製作の苦労を詳細に述べるなど、実験的な活動も多い。 夏休みにはバリ島へ出掛けたり、など、長期休暇を俊夫のために費やすことはない。 目をつぶると3秒で眠ることができる。 最終回では、別の男と結婚したが、わずか2週間で離婚。 本作品企画の時点では主人公だった(『女の子が主人公の学園4コマ』が作品の基本コンセプトだった)が、山本(後述)の人気が高かったため実質的な主役の座を山本に奪われる。その後、本作は瞳、山本間の分量配分に限らず、全般的に男性キャラの登場割合が高いものとなっていく。 出川 俊夫 (でがわ としお) 高校の男子生徒。血液型A型。瞳と付き合っている(と本人は信じている)。 自分に対する瞳の態度に、瞳の愛を疑うこともあるが、それでも付き合いつづけている。 作者の新井いわく俊夫のキャラクターについては、「書かなくても分かると思うけど、私、こういう男って大嫌いなんだよね。」と述べている。 バスケットボール部所属。 瞳の兄 (名前不明) 彼にスポットをあてた物語は「君よ! 俺で変われ!」(きみよ おれでかわれ)との小題が付される。 瞳についての何か重要な事実を俊夫に伝えようと試みている(ように見える)が、その伝えたいことが何なのかは明らかにされず、俊夫や読者に言い知れぬ不安感だけを与えている。
※この「「君の瞳は10000ボルト」」の解説は、「× ―ペケ―」の解説の一部です。
「「君の瞳は10000ボルト」」を含む「× ―ペケ―」の記事については、「× ―ペケ―」の概要を参照ください。
- 「君の瞳は10000ボルト」のページへのリンク