「事実上の政権」とは? わかりやすく解説

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「事実上の政権」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 21:35 UTC 版)

蝦夷共和国」の記事における「「事実上の政権」」の解説

戊辰戦争で英、仏、、米、普、伊の6か国は局外中立立場をとっており、榎本らは局外中立維持されるよう諸外国信頼を得る必要があった。榎本らは国際法交戦団体としては認められなかったが、1868年11月イギリスフランスから「事実上政権 De Facto」に認定されている。 榎本軍が箱館占領した後、1868年11月4日英軍艦サトライト、フランス軍艦ヴェニウスは、英公使ハリー・パークスより訓令与えられ英国公使館書記官アダムズ同行させて箱館入港した。この時、弁天台場は、両艦を歓迎する礼砲撃ったが、両艦とも無視した。 翌11月5日現地英仏領事と両艦の艦長会同して打ち合わせ行ったが、英仏領事とも、この時点では榎本に対して高い評価与えていた。やがて箱館港管理する箱館奉行永井尚志来てもらったが、榎本松前出張中であり、帰るまでしばらく待って欲しいと答えた永井外交経験も豊富であり、彼の態度は、英仏領事のみならず英仏艦長にも好印象与えた。その会同最中榎本艦隊旗艦開陽丸が、賓客来訪歓迎する21発の礼砲撃った。これを見たアメリカロシア帝国プロイセン領事は、英仏艦に行かず開陽丸表敬訪問した。 11月8日榎本英仏領事英仏艦長会見した英仏側の言い分厳しかったが、公法諒承せざるを得なかった。会談終了後榎本は、念のためメモランダム要求し英仏艦長諒承した。数日後、彼らは榎本に以下のような覚書送って来た。 我々は、この国内問題に関しては、厳正中立立場をとる。 「交戦団体としての特権認めない。 「事実上政権 Authorities De Facto」としては認定する

※この「「事実上の政権」」の解説は、「蝦夷共和国」の解説の一部です。
「「事実上の政権」」を含む「蝦夷共和国」の記事については、「蝦夷共和国」の概要を参照ください。

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