「メークドラマ発祥の地」1996年
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読売ジャイアンツは首位の広島東洋カープに最大11.5ゲーム差をつけられていた。しかし7月9日の対広島戦で、巨人は2回裏、二死無走者から9者連続安打(当時のチーム1イニング連続打席安打のプロ野球タイ記録・通算5回目)で一挙7点を奪い、その後は川相昌弘が自身初となる満塁本塁打を放つなどして大勝。これをきっかけにジャイアンツの快進撃が始まった。更には広島が夏場に失速して首位から陥落し、終盤は中日と巨人の一騎討ちに。そして10月6日、巨人は中日との直接対決である同25回戦(ナゴヤ球場)に勝利して「メークドラマ」を完結、リーグ優勝を果たした。11.5ゲーム差の逆転優勝は当時のリーグ記録である。このことから、札幌ドーム開場後も含め2009年(平成21年)まで毎年札幌で開催されていた巨人主催公式戦の頃に巨人が下位に低迷していると、各メディアが挙って毎年のように「札幌はメークドラマ発祥の地」と強調していた。なお、その記録は2008年(平成20年)、メークレジェンドと呼ばれる13ゲーム差からの逆転により記録更新されている。ただ、札幌ドームでの開催になってからは、2004年(平成16年)には中日に同一カード3連敗して首位陥落して失速(シーズン3位)、翌2005年(平成17年)は中日に2連敗してそこから失速(シーズン5位)、翌々2006年(平成18年)は横浜に2連敗してさらに低迷が加速(シーズン4位)と逆に鬼門のようになり、比較的相性は悪くなっている。なお2005年からのセ・パ交流戦の開始以後、札幌で日本ハム主管の公式戦で巨人戦(2015年以後は隔年開催)が行われていることもあり、札幌の巨人主催公式戦は2010年以後は開催されていない。
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