《戸籍謄本》の正しい読み方
「戸籍謄本」の正しい読み方
「戸籍謄本」の正しい読み方は、「こせきとうほん」である。「戸籍謄本」は「戸籍」と「謄本」のふたつの熟語から成り立っている。「戸籍」(こせき)については読める人も多いが、「謄本」(とうほん)の漢字については、特に「謄」の字は日常生活ではあまり目にすることがなく、「へん」や「つくり」からも読み方を想像しにくいため、どう読んでよいのか迷う人も多い漢字である。しかし社会人になれば必ずどこかの場面で使うことになるものであるため、知っておきたい漢字である。「戸籍謄本」の意味解説
「戸籍謄本」とは、日本の戸籍制度に則った「戸籍」の内容を写しとったものであり、「全部事項証明書」のことである。自分の本籍地、氏名や生年月日のほか、夫婦や親子関係といった身分関係など重要な事項が記載されおり、婚姻届やパスポート取得、相続など重要な場面で身分を公に証明する書類として必要になる。「戸籍謄本」は「戸籍」の「謄本」という意味であるが、「謄本」は「原本の内容をそのまま完全に写した文書」という意味の漢字である。なぜ「戸籍謄本」と読むのか・理由
「戸籍謄本」は、「戸籍」と「謄本」というふたつの熟語からできている。二字漢字は、例外を除き、二文字とも音読みで読むか、二文字とも訓読みで読むかのいずれかで読むのが基本である。「戸籍」の「戸」の訓読みは「と」であり、音読みは「こ」、「籍」の訓読みは「籍く」(しく)「籍む」(ふむ)、音読みは「せき」であり、両方音読みで「こせき」である。「謄本」のほうは、「謄」の訓読みは「謄す」(うつす)、音読みは「とう」であり、「本」の訓読みは「もと」、音読みは「ほん」であり、両方音読みで「とうほん」と読む。「戸籍謄本」の類語・用例・例文
「戸籍謄本」は「籍の写し」「戸籍簿の写し」とも言える。また、戸籍の情報を載せたものには、戸籍謄本のほかに、「戸籍抄本」がある。戸籍謄本が「全部事項証明書」であるのに対し、戸籍抄本は「個人事項証明書」とも呼ばれ、一部の人のことについての写しのことである。 例文・戸籍謄本の交付を受けるため、本籍地の役所に出向くことになった。・司法書士から、登記に必要な書類として、戸籍謄本を提出するようにと言われている。「戸籍謄本」の英語用例・例文
「戸籍謄本」は英語で「a copy of one's family register」「a copy of family register」と表すことができる。「copy」は写しのことで「 register」は公的な記録、登記を意味する英語である。 例文・A copy of the family register is required to apply for a passport.(パスポートの申請には戸籍謄本が必要です。)・Where can I get a copy of the family register?(戸籍謄本はどこに行けば手に入りますか?)・Please tell me what kind of document is a copy of the family register.(戸籍謄本とはどのような書類なのか教えてください。)・Is a copy of the family register an ID card?(戸籍謄本は身分証明書になりますか?)- 《戸籍謄本》の正しい読み方のページへのリンク