“コクーン・ワールド”クリュオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/11 04:57 UTC 版)
「ファイブリア」の記事における「“コクーン・ワールド”クリュオ」の解説
古代帝国カスフォールが神々に対する信仰を弾圧した際、信仰を捨てることを拒んだ者たちが発見し移住した地底大空洞。二つの円がくっついた繭のような形であることから、カスフォール語で「繭」を意味する「クリュオ」の名で呼ばれている(「神殿」を意味する「クーリオ」とも関係があると言われている)。そもそも隠れ里であるため地上の人々には全く知られていない。またクリュオ人たちも地上に関する知識をほとんど失っており、過去の弾圧の記憶から「地上というのはとにかく恐ろしい世界だ」と思い込んでいる。まれに地上から冒険者がクリュオに迷い込むこともあるのだが、上記の理由からクリュオ人に正体を明かすことはまずない。特に神への信仰心が薄かった森妖精と草原妖精はクリュオに住んでおらず、見つかれば最悪の場合怪物扱いされる。岩妖精は居住しているが、クリュオではドワーフと呼ばれている。鉱脈が洞窟の壁に露出しているため貴金属の価値は低く、経済はクリュオ中央の「湖」で取れるパラパ貝の貝殻を使った「シェル」硬貨が基準となる。植物は天井のヒカリゴケとキノコやシダ類が中心で、一部地域でのみ生育する樹木や野菜、果物などは贅沢品とみなされる。主な家畜はアングラット(巨大ネズミ)など。 歴史的経緯から住人のほとんどが信心深く、また人のいうことを素直に信じてしまう質である。ただし長い時間の間に地上とクリュオとでは信仰内容が著しく変化してしまっている。
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