くうちゅう‐せん【空中線】
空中線
空中線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 22:55 UTC 版)
「アール・エフ・ラジオ日本小田原放送局」の記事における「空中線」の解説
50m三角柱・基部接地型副導線式空中線、頂部容量環付(電気興業製)中波局で多く見られる空中線は、基部が大型の碍子で大地から絶縁され電気的には円管柱など塔(空中線)が空中に浮いている基部絶縁型である。構造がシンプルでインピーダンス特性も安定していて使いやすいが高さ制限や敷地面積などで周波数に見合う高い鉄塔が建てられない、テレビ送信アンテナ鉄柱と共用しなければならない等の事情があるときには本局のような「基部接地型副導線式空中線」を用いる場合がある。 名前の通り塔の基部は大地に埋設され、絶縁されていない。塔部に沿うように副導線(ダウンリード)が張られ頂上部や塔中程・基部付近に副導線支持枠があり、碍子で絶縁固定される。形状が籠(かご)の様に見えることから、単に「かご型空中線」または「基部接地型籠型空中線」とも言われる。 サイズの割には高性能が期待出来る、送信周波数の変更に柔軟に対応出来るなどの利点もあるが雨、霧、着霜など湿度の影響で碍子が絶縁低下しインピーダンスが変化しやすく整合が面倒などの欠点もある。
※この「空中線」の解説は、「アール・エフ・ラジオ日本小田原放送局」の解説の一部です。
「空中線」を含む「アール・エフ・ラジオ日本小田原放送局」の記事については、「アール・エフ・ラジオ日本小田原放送局」の概要を参照ください。
「 空中線」の例文・使い方・用例・文例
- 空中線のページへのリンク